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鄭東泳統一部長官候補、「北朝鮮=主敵」質問に「同意しない」

鄭東泳統一部長官候補、「北朝鮮=主敵」質問に「同意しない」

Posted July. 15, 2025 08:40,   

Updated July. 15, 2025 08:40


鄭東泳(チョン・ドンヨン)統一部長官候補は14日、北朝鮮が「主敵」という意見に「同意しない」考えを明らかにした。

鄭氏は同日、国会で開かれた人事聴聞会で「北朝鮮が大韓民国の主敵であるという意見に同意するか」という野党「国民の力」の金起炫(キム・ギヒョン)議員の質問にこのように答え、「(北朝鮮は主敵ではなく)脅威」と述べた。鄭氏は金氏が「北朝鮮が核武装し、いつでもわれわれに向けてミサイルを発射できる状況なのに脅威にすぎないのか」と再度尋ねると、「発射する必要がない状況を作っていくのが政府のすべきことだ」と述べた。

鄭氏は聴聞会で、北朝鮮との関係改善に向けて韓米合同軍事演習の延期を議論する必要があるという考えも明らかにした。鄭氏は韓米合同軍事演習の延期または中止について「今後、国家安全保障会議(NSC)などを通じて議論すべき事案」と述べた。鄭氏は「2019年2月の米朝ハノイ首脳会談決裂後、6月30日の板門店(パンムンジョム)での韓米日首脳会談で韓米合同軍事演習の中止を約束したが、守られなかった」とし、「これが米朝関係および南北関係の凍結と関連している」と付け加えた。

鄭氏は、10月末に慶尚北道慶州(キョンサンプクト・キョンジュ)で開催されるアジア太平洋経済協力機構(APEC)首脳会議に北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)総書記を招待するための雰囲気作りをするとし、「トランプ米大統領と金総書記の首脳会談が実現すれば(正恩氏のAPEC訪問)可能性が劇的に高まり得る」と述べた。

与野党は鄭氏の太陽光支援法案発議に絡んだ利益相反の疑惑や偽装転入疑惑をめぐって神経戦を繰り広げた。鄭氏は営農型太陽光発電事業支援関連特別法案を共同発議したが、配偶者と2人の息子が太陽光関連会社を経営していることが明らかになり論議を呼んだ。鄭氏は「営農型太陽光と妻が所有する太陽光はまったく性格が異なるもの」と釈明した。鄭氏は偽装転入疑惑については「その通りだ」と認めた。


許桐準 hungry@donga.com