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「国民の力」の支持率20%割り込む、2020年の結党以来初めて

「国民の力」の支持率20%割り込む、2020年の結党以来初めて

Posted July. 11, 2025 08:40,   

Updated July. 11, 2025 08:40


野党「国民の力」の支持率が、2020年9月の結党以来初めて10%台にまで落ち込んだ。尹錫悦(ユン・ソギョル)前大統領の弾劾をめぐる賛否の対立に続き、6月3日の大統領選敗北後には党改革をめぐる内紛が連日続いており、党内では「党の存続自体が危うい」との声が上がっている。

10日に発表されたエムブレインパブリック、ケイスタットリサーチ、コリアリサーチ、韓国リサーチの4社による全国指標調査(NBS)によると、7日から9日にかけて全国の満18歳以上の男女1003人を対象に電話面接方式で行われた世論調査で、同党の支持率は前週より1ポイント下がった19%だった(詳細は中央選挙世論調査審議委員会のホームページ参照)。NBSが開始された2020年以降、同党の政党支持率が20%を割り込んだのは初めて。

大統領選敗北後、党内で人事刷新をめぐる混乱が続いたことが、支持率下落の主な原因になったと分析されている。首都圏選出の再選議員の一人は「『革新』という言葉が嘲笑の的となっているわが党の現実で、国民の失望が反映された結果だ」と語った。

いわゆる「3大特別検察官(特検)」の捜査が本格化すれば、支持率はさらに下がるとの懸念も党内から出ている。同党の尹喜淑(ユン・ヒスク)革新委員長は同日、「2017年に支持率が1桁台にまで落ち込んだ状況が、まったくあり得ないことではない」と話した。朴槿恵(パク・クネ)元大統領の弾劾後に行われた2017年の大統領選挙直後、同党の前身である自由韓国党の支持率は8%まで下落したことがある。


イ・ジウン記者 イ・チェワン記者 easy@donga.com