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「MSCI指数」収益率、韓国が第2四半期に64カ国でトップ

「MSCI指数」収益率、韓国が第2四半期に64カ国でトップ

Posted July. 09, 2025 09:21,   

Updated July. 09, 2025 09:21


モルガンスタンレーキャピタルインターナショナル(MSCI)の韓国指数の収益率が、今年第2四半期(4~6月)に世界の64ヶ国の中で1位となった。李在明(イ・ジェミョン)政府の証券市場の刺激策に対する期待のおかげで、株価が急上昇したものと分析される。

7日、ハナ証券の分析によると、韓国MSCI指数の今年第2四半期の収益率は31.4%と集計された。韓国が属しているMSCI新興国指数の収益率(11.0%)の3倍の水準で、MSCI指数に編入された64ヵ国の中で最も高かった。

今年上半期(1~6月)のMSCIの韓国指数は、上底下高の流れを示した。第1四半期(1~3月)は、尹錫悦(ユン・ソクヨル)前大統領弾劾審判の局面と米ドナルド・トランプの関税戦争などが重なり、収益率が6.3%にとどまった。しかし、第2四半期に入ってから政局が安定し、新政権で証券市場の刺激策が議論され、指数が上昇した。上半期基準の収益率(39.6%)は、世界6位だった。

このような上昇傾向を受け、下半期(7~12月)中に総合株価指数(コスピ)が史上最高値(3316.08)を更新するだろうという期待も出ている。ハナ証券のイ・チョルヒョン研究員は、「全国民向けに消費クーポンの支給がなされ、市場の流動性が大きくなるものと見られる。特に政府が不動産規制を通じて流動性が株式市場に集中するよう誘導している」とし、「コスピが下半期中に以前のピークを越えて、3000ポイント後半まで上がることもありうる」と見通した。

同日、コスピは前取引日比1.81%高の3114.95で取引を終えた。米政府が、韓国にも来月1日から25%の相互関税を課すと発表したが、むしろ3取引日ぶりに3100台を回復した。3週間の交渉過程を通じて関税率が調整されることもありうるという予測がより多かったためと分析される。ドルに対するウォン相場は、前取引日より1ドル=0.1ウォンウォン安ドル高の1ドル=1367.9ウォンで週間取引(午後3時30分)を終えた。


ハン・ジェヒ記者 hee@donga.com