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トランプ大統領がゼレンスキー氏と会談、「すばらしい会談」と態度軟化

トランプ大統領がゼレンスキー氏と会談、「すばらしい会談」と態度軟化

Posted June. 27, 2025 09:28,   

Updated June. 27, 2025 09:28


「会談から得られたものはこれ以上ないほど、すばらしいものだった」

トランプ米大統領は、ウクライナのゼレンスキー大統領と25日、オランダ・ハーグで開催された北大西洋条約機構(NATO)首脳会議を機に50分間会談を行った後、このように述べた。今年2月、激しい舌戦を交わして破局に終わったホワイトハウス首脳会談とは異なり、今回はトランプ氏がゼレンスキー氏に温和な態度を見せたという。当時、戦闘服姿でホワイトハウスを訪れ、トランプ氏の機嫌を損ねたゼレンスキー氏は、今回はジャケットを着用して現れた。

トランプ氏は会談後の記者会見で、「ゼレンスキー氏は困難な戦いをしている」とし、「今は戦争を終えるには非常に良い時だ。ロシアのプーチン大統領と電話で話し、終結できるか見てみよう」と語った。英紙フィナンシャル・タイムズは「トランプ氏がゼレンスキー氏とプーチン氏に対する立場を変えた」と分析した。

ゼレンスキー氏は同日、X(旧ツイッター)で、「長く実質的な対話だった」とし、トランプ氏に感謝の意を表した。ゼレンスキー氏は会談中、米国の防空システム購入や無人機(ドローン)の共同生産の可能性について議論したとし、「私たちは互いを強くできる」と強調した。一部では、ウクライナが米国の兵器購入の意思を示し、トランプ氏が前向きに反応したとの見方もある。トランプ氏は、ウクライナへのパトリオットミサイルの追加支援案について「(ミサイルを)確保するのは非常に難しい」としながらも、「一部を(提供)可能にできるか検討する」と答えた。


キム・ユンジン記者 kyj@donga.com