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科技部「国産量子コンピューターの開発に8年間6454億ウォンを投資」

科技部「国産量子コンピューターの開発に8年間6454億ウォンを投資」

Posted June. 27, 2025 09:28,   

Updated June. 27, 2025 09:28


政府は、1000キュービット(Qubit・量子情報演算単位)級の量子コンピュータの開発のために、8年間6454億ウォンを投資することを決めた。

科学技術情報通信部(科技部)は26日、国家研究開発事業評価総括委員会を開き、昨年に予備妥当性調査の免除対象に選ばれた「量子科学技術フラグシッププロジェクト」の適正性検討を終えたと明らかにした。同事業は、2023年に9960億ウォンの規模で企画されたが、予算が一部削減され、最終的に2032年までに6454億ウォンを投資することが確定した。当初の予想より予算投入が遅れただけに、科技部は直ちに事業を執行する計画だ。

量子科学技術フラッグシッププロジェクトの中心は、超伝導・中性原子方式の1000キュービット級の量子コンピューティングシステムを開発すること。さらに、量子コンピュータの慢性的問題である量子エラーを修正できる超伝導基盤の量子プロセッサの開発にも挑戦する。グーグルは、エラー訂正技術が適用された105キュービット級量子コンピュータ「Willow(ウィロー)」を昨年公開しており、IBMも今月10日、やはりエラーを画期的に減らした「IBMクアンタムスターリング」を2029年までに構築すると発表した。

政府は、この事業を通じて、量子コンピュータだけでなく100kmの送受信が可能な量子インターネットを実現し、国防・先端産業の革新に必要な量子センサー融合複合プラットフォームも開発する計画だ。


チェ・ジウォン記者 jwchoi@donga.com