
総合株価指数(コスピ)が、3年6ヵ月ぶりに3000ポイント台を突破した。中東情勢の不安が続いているが、補正予算で20兆ウォン以上の資金が供給され、国内景気が回復するという期待感のほうがさらに大きかった。
20日、コスピは前日より44.10ポイント(1.48%)高の3021.84で取引を終えた。コスピが終値基準で3000ポイント台を超えたのは、2021年12月28日(3,020.24)以来初めてのことだ。コスピの時価総額も2472兆ウォンで、史上最高値を更新した。
外国人と機関の同時買収で、「三浪」ぶりにコスピは3000ポイント台の突破に成功した。これに先立って、17日と19日もコスピは取引中に2990まで高騰し、3000台の突破を試みたが、外国人の売り越しにより失敗に終わった。20日は外国人投資家が5547億ウォン、機関投資家が373億ウォンを買い越し、指数を引き上げた。
コスダックも前日より9.02ポイント(1.15%)高の791.53で取引を終えた。昨年8月1日(813.53)以来の最高値となる。昨年8月、米国発景気低迷への懸念により、証券市場が急落した「ブラックマンデー」以前の水準に回復したことになる。
イスラエルとイランの武力衝突が続き、欧州証券市場は1%台の弱気を見せており、アジア証券市場も弱含みの流れを示した。しかし、韓国証券市場は前日、李在明(イ・ジェミョン)政府が発表した補正予算に対する期待がさらに大きく働いた。新韓(シンハン)投資証券のイ・ジェウォン研究員は、「大規模な補正予算が可決し、流動性が増加するだろうという期待が株式市場に反映された」とし、「映画や化粧品など、『民生回復消費クーポン』の恩恵を受ける銘柄の株価が強気を見せた」と説明した。
ホン・ソクホ記者 will@donga.com