Go to contents

韓国の国家競争力、1年間で7ランク下落し27位に

韓国の国家競争力、1年間で7ランク下落し27位に

Posted June. 18, 2025 08:40,   

Updated June. 18, 2025 08:40


韓国の国家競争力の順位が、1年ぶりに7ランクも下がった。大企業の競争力などが反映される企業効率性の分野のすべての評価部門で順位が下がり、全体順位を引き下げた。

スイスの国際経営開発大学院(IMD)が17日(現地時間)に発表した今年の国家競争力の評価の結果、韓国は69ヵ国のうち27位と集計された。2024年の評価で20位と過去最高の順位に上がってから1年間で7ランクも後退した。韓国が評価対象に含まれた1997年以来、最も大きな下落幅となる。香港(3位)や台湾(6位)、中国(16位)などアジア主要国との格差もさらに広がっている。IMDは、1989年から経済成果や政府効率性、企業効率性、インフラの4つの分野の20部門を評価し、順位をつけている。

国家競争力が落ちたのは、企業効率性の悪化が大きな影響を及ぼした。昨年は23位だった企業効率性の順位は今年は44位で、21ランクも下がった。企業効率性の分野に含まれる経営慣行が55位で27ランクも下がり、労働市場(マイナス22ランク)、態度・価値観(マイナス22ランク)、生産性(マイナス12ランク)等も10ランク以上下落した。

姜由楨(カン・ユジョン)大統領室報道官は同日、書面でのブリーフィングで順位下落について、「昨年の不振な成果と内乱事態へとつながった政治、経済の不確実性が国家競争力に及ぼした否定的な影響と関連が深い」とし、「省庁をあげて体系的に対応する予定だ」と明らかにした。


世宗市=キム・スヨン記者 syeon@donga.com