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「天下第一の名山」金剛山、世界遺産登録が有力

「天下第一の名山」金剛山、世界遺産登録が有力

Posted May. 28, 2025 09:35,   

Updated May. 28, 2025 09:35


韓半島の「天下第一の名山」と呼ばれる金剛山(クムガンサン・写真)が、ユネスコ世界遺産に登録される見通しだ。

27日、ユネスコによると、北朝鮮が世界遺産に登録申請した金剛山(Mt. Kumgang-Diamond Mountain from the Sea)は、ユネスコ諮問・審査機関である国際記念物遺跡会議(ICOMOS・イコモス)と国際自然保護連合(IUCN)から「登録勧告」の判断を受けた。ただし、両諮問機関は、「海金剛(ヘグムガン)地域の海万物相(へマンムルサン)、叢石亭(チョンソクチョン)地域を除いた残りの部分を文化的景観(cultural landscape)として登録すること」を提言した。

イコモスは、登録申請された遺産を調査した後、登録、保留、却下、登録不可のいずれかを勧告する。これまで登録勧告を受けた遺産が最終決定で脱落したことはなく、金剛山も登録が確実視される。

金剛山は海抜1638メートルの最高峰である毘盧峰(ビロボン)を中心に、江原道(カンウォンド)の高城郡(コソングン)と金剛郡、通川郡(トンチョングン)などにまたがっている。位置によって内金剛、外金剛、海金剛に分けられる。季節ごとに変化する山水や奇岩怪石、滝などが織りなす優れた景観のおかげで、古くから愛されてきた。

登録の可否は、7月6~16日にフランス・パリで開催される第47回世界遺産委員会で最終決定される。登録が確定すれば、「高句麗(コグリョ)古墳群」(2004年)と「開城(ケソン)歴史遺跡地区」(13年)に続き、北朝鮮の3番目の世界遺産となる。


イ・ジユン記者 leemail@donga.com