
「久しぶりにホームで開かれる国際大会であるだけに、準備に励んでいる。いいジャンプ、面白いジャンプをお見せしますので、気持ちよく楽しんでください」
「スマイルジャンパー」禹相赫(ウ・サンヒョク、29)が26日、慶尚北道亀尾(キョンサンブクド・クミ)複合スポーツセンターで開かれた2025アジア陸上競技選手権大会プレスカンファレンスで大会を控えた意気込みをこう語った。今回のアジア陸上競技選手権は、アジア43カ国から選手団1193人が参加し、27日から31日まで亀尾(クミ)で5日間行われる。アジア陸上競技選手権は、世界陸連(WA)が認めるカテゴリーGLの大会で、アジア大会(A)より高いランキングポイントが与えられる。
禹相赫は前回王者としてホームで再び優勝を目指す。2017年ブバネーシュワル(インド)大会(2m30)でアジア選手権初優勝を果たした禹相赫は、6年後の2023年バンコク(タイ)大会では2m28で優勝した。今大会には禹相赫のライバルで、2020東京五輪金メダリストのムタズ・エサ・バルシム(カタール)が大会開幕直前に不参加を宣言したため、禹相赫の優勝可能性を高めた。
昨年、パリ五輪で7位(2m27)に止まった禹相赫は、今年、世界室内選手権(2m31)など4つの国際大会で優勝し、最上のコンディションを維持している。今年2月、今季初出場のフストフェーチェ(チェコ)室内大会(2m31)、バンスカービストリツァ(スロバキア)大会(2m28)で金メダルを獲得し、3月に中国南京で開かれた世界室内選手権(2m31)と5月に世界トップクラスのジャンパーが参加した「What Gravity Challenge(ホワット・グラビティチ・ャレンジ)大会」(2m29)でも相次いで優勝した。
禹相赫は、「今年の目標は世界室内選手権、アジア選手権、世界屋外選手権での優勝だった。第一の目標は達成しただけに、第二の目標のためにしっかり準備してきた」とし、「今のコンディションも悪くない。今大会を良い成績で終え、次の目標のために走りたい」と話した。
他の種目では、昨年パリ五輪男子やり投げ金メダリストのパキスタンのアルシャド・ナディーム(28)、女子砲丸投げ銅メダリストの中国の宋佳媛(28)らが出場する。韓国勢は韓国男子短距離の未来として浮上したナマディ・ジョエルジン(100mリレー)をはじめコ・スンファン(200mリレー)、キム・ジャンウ(三段跳び)、イ・ユンチョル(ハンマー投げ)らがメダルに挑戦する。
チョ・ヨンウ記者 jero@donga.com