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相次ぐ李在明氏暗殺情報に選対委が超緊張、選挙運動中に「4面防弾ガラス」設置も検討

相次ぐ李在明氏暗殺情報に選対委が超緊張、選挙運動中に「4面防弾ガラス」設置も検討

Posted May. 13, 2025 09:17,   

Updated May. 13, 2025 09:17


最大野党「共に民主党」の李在明(イ・ジェミョン)大統領選候補に対するテロ情報が寄せられているとして同党の選挙対策委員会が公式選挙運動期間中の警護問題をめぐって大騒ぎとなっている。民主党は、テロの脅威が大きくなるにつれ、米大統領選挙の時のように候補遊説の際、李氏を囲んで4面に防弾ガラスを設置する案を検討しているという。

12日、同党の選対委によると、最近、李氏警護チームの内部にスパイがいるという情報提供が寄せられ、関連履歴書をすべて再検討したという。関係者の一人は「12・3非常戒厳に加担した疑惑がもたれているノ・サンウォン元国軍情報司令官などが依然として北派工作員(HID)出身を指揮しているという主張が続いており、安心できない」と話した。非常戒厳当時に発動した李氏暗殺などに対する「スタンディングオーダー」(命令権者の取り消しがない限り、最後まで遂行しなければならない命令)が取り消されず、依然として有効な状況である可能性があるという。

軍将官出身の同党の金炳周(キム・ビョンジュ)最高委員も3月、「逮捕組だけが運用されたのではなく、(特殊要員の)OBなど関連組織にスタンディングオーダーが出された可能性もある。取り消し命令が下されなければ(命令は依然として)有効なものだ」と主張した。

李氏の警護チーム内にもスパイがいるという噂が広がり、警護チームに対する再検証作業も行われたという。元ブラック要員を中心に李氏暗殺に対するスタンディングオーダーがまだ有効だという懸念も出てきて、遊説場所の選定と警護強化に乗り出している。

民主党は警護問題を考慮し、公式選挙運動期間中の初の遊説場所も光化門(クァンファムン)広場から清渓(チョンゲ)広場に移したという。選対委の関係者は「候補警護の問題が最優先の状況だ」と話した。党の遊説本部が選挙対策委員会レベルで下した第一の指針も、「候補の身辺確保が最善」だったという。

警察も、オンラインコミュニティなどに掲示された李氏に対する脅迫性書き込み6件について捜査を行っている。警察庁国家捜査本部の関係者は、「李氏関連脅迫書き込み7件を捜査しており、この内1件は検察に送検した」と明らかにした。警察は、民主党が「ロシア製銃器の密輸説」を主張することに対しては、「現在まで確認されたことはない」と明らかにした。


イ・ジウン記者 イ・サンファン記者 easy@donga.com