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来韓のトランプ氏長男、鄭溶鎭氏・ハンファ三男・李在賢氏らとリレー面談

来韓のトランプ氏長男、鄭溶鎭氏・ハンファ三男・李在賢氏らとリレー面談

Posted May. 01, 2025 09:04,   

Updated May. 01, 2025 09:04


トランプ米大統領の長男のドナルド・トランプ・ジュニアの30日の最初の公式日程は、新世界(シンセゲ)グループの鄭溶鎭(チョン・ヨンジン)会長に会うことから始まった。同日午前7時20分、鄭会長はソウル江南区(カンナムグ)の朝鮮(チョソン)パレス地下3階の駐車場に現れた。前日、京畿道城南市板橋(キョンギド・ソンナムシ・パンギョ)の自宅で、トランプ・ジュニアと晩餐をして別れてから約10時間後のことだった。

財界トップの中では、ハンファグループの金東官(キム・ドングァン)副会長などハンファ家の3兄弟が同日午前、早くホテルを訪れてトランプ・ジュニアと面談した。同日午前8時45分頃、面談を終えたハンファ生命の金東遠(キム・ドンウォン)社長とハンファギャラリアホテルアンドリゾートの金東善(キム・ドンソン)未来ビジョン総括副社長が、ホテルのコーヒーショップでコーヒーを包装する姿が目撃された。面談の席では、ハンファグループの主要事業と関連して米国との協力案について話し合ったものと見られる。金副会長は、防衛産業や造船、エネルギー事業を担当しており、2男の金東遠社長は金融を、3男の金東善副社長は、流通とロボット、半導体装置を主力としている。

CJグループの李在賢(イ・ジェヒョン)会長も同日、トランプ・ジュニアに会った。CJ第一(チェイル)製糖は2019年、米食品会社のシュワンズを買収し、現在まで米国に20の食品生産基地を構えている。米国は、CJ第一製糖海外食品事業の売上の80%ほどを占める主要市場だ。

インドネシアへの出張の途についたロッテグループの辛東彬(シン・ドンビン)会長の代わりに、辛会長の長男であるロッテ持株の辛裕烈(シン・ユヨル)未来成長室長(副社長)も同日、トランプ・ジュニアに会った。ネイバーの李海珍(イ・ヘジン)取締役会議長もトランプ・ジュニアに会って、1時間ほど人工知能(AI)とグローバル進出をめぐる意見を共有した。現在、ネイバーが集中している生成AIサービス「ハイパークローバーX」と米巨大IT企業との協力、米市場への進出などについて議論したことが分かった。金融界からは唯一、KB金融グループの梁琮熙(ヤン・ジョンヒ)会長がトランプ・ジュニアと会った。梁会長は、韓国金融産業に対する議論とさまざまな投資案について意見を共有したという。

トランプ・ジュニアは同日午後遅くまで、韓国国内財界関係者との1対1の面談を行った後、夜遅く出国する予定だ。


イ・ミンア記者 キム・ダヨン記者 omg@donga.com