
7月から、ソウル光化門(クァンファムン)広場や漢江(ハンガン)公園などでハトなどの有害野生動物に餌を与えて摘発されれば、最大100万ウォンの罰金が科せられる。
ソウル市は9日、市内の都市公園と漢江公園など38ヵ所を、「有害野生動物への餌やり禁止区域」に指定し、10日に告示すると発表した。今回の措置は、2023年1月に改正された「野生生物保護および管理に関する法律」による後続措置だ。改正された法律は、地方自治体の首長が条例を通じて有害野生動物に対する餌やりを制限できるようにした。
市はこれに伴い、今年1月、「ソウル市有害野生動物への餌やり禁止に関する条例」を制定した。有害野生動物とは、農作物や生態系に被害を与える動物で、ハトやスズメ、カササギ、カラス、キジ、アオシカ、イノシシ、キタリスなどだ。
餌やり禁止の期間は、7月から3年間だ。ソウル市が管理する都市公園と漢江公園の全域に適用される。ソウルの森や汝矣島(ヨイド)公園、北ソウル夢の森など主要公園と、ソウル広場や光化門広場、漢江公園などだ。取り締まりに摘発されれば、1回目は20万ウォン、2回目は50万ウォン、3回目以上100万ウォンの罰金が課せられる。ソウル市は、禁止区域指定の妥当性を3年ごとに検討し、変更したり解除できたりするよう条例に定めた。ソウル市は、「都心の生態系撹乱と衛生問題を防ぐための措置だ」とし、「市民の積極的な協力が必要だ」と明らかにした。
イ・ソジョン記者 sojee@donga.com