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80年代生まれから女性の方が高学歴、初就職はますます遅くなる

80年代生まれから女性の方が高学歴、初就職はますます遅くなる

Posted March. 28, 2025 09:24,   

Updated March. 28, 2025 09:24


1980年代生まれから女性の大学卒業率が男性を上回っていることがわかった。初めて仕事に就く時期も徐々に遅くなっている。30代前半で持ち家に住む割合、または賃貸に住む割合がいずれも増え、住居形態も二極化した。

27日、統計庁国家統計研究院の報告書「生涯過程の移行に関するコホート別比較研究」によると、1970年代生まれは男性の大卒者の割合が女性よりも高かったが、80年代生まれからは女性の大卒者の割合が高かった。80~84年生まれの場合、女性の大卒者の割合は72.1%で男性より2.7ポイント高く、85~89年生まれは女性が77.3%で男性より5.1ポイント上回った。

若い世代ほど高学歴の割合の格差が大きかった。90~94年生まれの場合、女性78.5%、男性65.3%とその差が13.2ポイントまで広がった。これは70~94年生まれの若者世代を5年単位のコホート(共通の特性を持つ人々の集団)に分けて、教育水準、住居形態などを分析した結果だ。各世代が31~35歳の時を基準に分析したもので、年齢が若い90~94年生まれは26~30歳が基準だ。

若者の就職時期も遅れる様相を見せた。初めて仕事に就く年齢をコホート別に推定した結果、25~29歳を基準に75~79年生まれは22.12歳だったが、90~94年生まれは23.26歳となった。仕事もせず教育も受けない「ニート(NEET)」の割合はすべての世代で20歳以降20%以上に達した。

一方、30代前半で持ち家や賃貸に暮らす割合は増えた反面、チョンセ(家主に保証金を預け、月々の家賃を支払わずに住む住宅賃貸制度)居住の割合は下がった。報告書は、「最近の不動産市場の高騰と相まって、若年層の住居占有形態でも二極化が進んでいると分析される」と強調した。経済的余裕があればチョンセから持ち家へ、余裕がなければ賃貸へと移り、二極化が進んだということだ。


世宗市=キム・スヨン記者 syeon@donga.com