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韓国料理、シェフたちの創意性に加えグローバル味に合わせる

韓国料理、シェフたちの創意性に加えグローバル味に合わせる

Posted March. 26, 2025 08:54,   

Updated March. 26, 2025 08:54


「韓国料理が何かを定義するのは、本当に難しいです。でも、韓国料理の伝統を理解しないと、新しいものは出てこないと思います」

25日、ソウル中区(チュング)の韓国の家で開かれた韓国料理のトークコンサートに参加したシェフのソン・ジョンウォン氏は、韓国料理の変化についてこのように話した。ソン氏は昨年、「アジアベスト50レストラン」で64位だった「イータニックガーデン」のヘッドシェフだ。ソン氏は、「醤油やキムチ、ナムルが韓国料理のアイデンティティだ」と付け加えた。

有名料理バラエティー番組に出演したシェフのチョ・ソヒョン氏は、「同じ食材でも地域ごとに見た目が異なり、組み合わせも違う」とし、旬の食材を多様に楽しむ方法を紹介した。参加者たちは、韓国料理の世界化や料理法など、それぞれ気になる点について聞いた。

国民向け韓食広報イベントは、グルメ界のアカデミー賞と呼ばれる「2025アジア50ベストレストラン」のソウル開催を記念して用意された。同日開かれた行事には、一般大衆やインフルエンサーなど100人余りが参加した。

統営(トンヨン)流のナムルビビンバ、在来米で作ったフランス式デザートなど、韓国料理をベースにしたグルメマーケットも続いた。紹介された料理を直接味わったユン・ハウォンさん(25)は、「韓国料理マーケットがどのように行われるのか気になったが、おいしい食べ物が多くて気分が良い」と満足感を示した。

宋美玲(ソン・ミリョン)農林畜産食品部長官は、「見慣れた食べ物に創意性を加えた若いシェフたちのアイディアが、印象深かった」とし、「韓国料理の広報強化やインフラ造成など、韓国外食業界の機会を拡大できるよう政府も積極的に支援していく」と話した。

一方、同日午後8時からソウル龍山区(ヨンサング)のグランドハイアットソウルで開かれる授賞式では、今年のアジアベストレストラン1~50位が公開された。


世宗市=キム・スヨン記者 syeon@donga.com