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パク・ボゴム「真面目で誠実な父親役、貴重で大切だった」

パク・ボゴム「真面目で誠実な父親役、貴重で大切だった」

Posted March. 25, 2025 09:00,   

Updated March. 25, 2025 09:00


「『キャベツ甘いです』という台詞一つに、クァンシクという人物のすべてが現れていると思いました」

俳優のパク・ボゴム(32、写真)は24日、ソウル永登浦区(ヨンドゥンポグ)のホテルで行ったインタビューで、ネットフリックスのドラマ「おつかれさま」の主人公クァンシクの感情をこのように表現した。

クァンシクは、幼い頃からエスン(IU)を眺め続け、そばを守る人物だ。市場でエスンの代わりにキャベツを売るなど、行動で愛を表現する。

「エスンへの保護と応援、信頼がその言葉の中にすべて入っています。短いセリフですが、どう表現すればいいか多く悩みました」

家族のために献身する父親であるクァンシクを、パク氏は「しっかりして真面目な人だ」と語った。彼は父親の役割を演じたのは初めてだ。「一つの生命体が私を眺める設定自体でも、貴重で大切だった」という。しかし、劇の半ば頃、苦しい家族史を経験し、クァンシクは崩れてしまう。

パク氏は、「その感情を全て表現することはできないが、両親の悲しみが少しでも伝わることを願った」とし、「撮影当時、雨が少しずつ降った。すべてのことが感情と重なって、何もできないままその場に立っていた」と思い出した。

オンライン動画サービス(OTT)順位サイトのフリークスパトロールによると、「おつかれさま」は、ネットフリックスのテレビショー部門で世界4位を記録している。パク氏は、「人々は、クァンシクのように黙々と生きていく人々の存在を信じる」とし、「こういう人がいることを示すドラマなので、なおさら意味がある」と話した。

今回の作は「自分の人生において、どんな季節として残ると思うか」と尋ねると、パク氏はそっと微笑んだ。

「今の私の人生の季節は、春のようです。この作品をやりながら、心の中で何かが新しく咲いているんですよ」


イ・ホジェ記者 hoho@donga.com