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憲法裁、監査院長と検事3人の弾劾を棄却

憲法裁、監査院長と検事3人の弾劾を棄却

Posted March. 14, 2025 09:06,   

Updated March. 14, 2025 09:06

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憲法裁判所が、崔載海(チェ・ジェへ)監査院長と李昌洙(イ・チャンス)ソウル中央地検長ら3人に対する弾劾訴追案を裁判官全員一致の意見で棄却した。尹錫悦(ユン・ソクヨル)政権で最大野党「共に民主党」主導で弾劾案が可決された公職者13人のうち8人目の棄却決定だ。

憲法裁は13日、ソウル鍾路区(チョンロク)の憲法裁大審判廷で宣告期日を開き、崔載海氏と李氏、趙相元(チョ・サンウォン)ソウル中央地検第4部長、崔宰勲(チェ・ジェフン)ソウル中央地検反腐敗第2部長に対して、このように決定した。弾劾案が国会を通過して職務が停止されてから98日ぶりに、彼らは宣告と同時に職務に復帰した。

憲法裁は、崔氏の訴追事由である大統領室移転前の不備監査については、「不備監査と見られる他の事情は見当たらない」と明らかにし、全賢姫(チョン・ヒョンヒ)前国民権益委員長に対する標的監査については、「辞任を迫るための監査だったと断定するのは難しい」と判断した。国会の現場検証時に議事録の閲覧を拒否した点など2つの訴追事由は、国会証言鑑定法などに違反した点が認められたが、重大な違反ではないため、解任は難しいと判断した。李美善(イ・ミソン)、鄭貞美(チョン・ジョンミ)、鄭桂先(チョン・ゲソン)裁判官は、崔載海氏が訓令改正の過程でも憲法及び監査院法に違反したという別の意見を出した。

憲法裁は、尹大統領の妻、金建希(キム・ゴンヒ)氏のドイツ・モーターズ株価操作事件への関与疑惑などの捜査がずさんだったという理由で弾劾訴追された検事3人に対しても、憲法や法律に違反していないとして棄却決定を下した。ただし、「付随的に政治的目的や動機があったとしても、弾劾訴追権が乱用されたと断定することはできない」と指摘した。

与野党の反応は交錯した。与党「国民の力」の権寧世(クォン・ヨンセ)非常対策委員長は、「民主党の政治的な弾劾乱発に対し、非常に厳しい鉄槌を下した歴史的な判決」と述べ、棄却決定を歓迎した。一方、民主党は同日、趙承来(チョ・スンレ)首席報道官名義の声明を出し、「憲法裁は『弾劾乱発』ではないという点も明らかに指摘した」とし、「重要なのは、尹大統領の宣告期日を迅速に決めて罷免することだ」と述べた。


イ・スンウ記者 イ・ジウン記者 suwoong2@donga.com