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野党「尹大統領の宣告まで憲法裁前を行進」、与党は弾劾却下リレーデモ

野党「尹大統領の宣告まで憲法裁前を行進」、与党は弾劾却下リレーデモ

Posted March. 13, 2025 09:02,   

Updated March. 13, 2025 09:02

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尹錫悦(ユン・ソクヨル)大統領の弾劾審判の宣告を前に、与野党が憲法裁判所に対する圧力レベルを高め、総力戦に乗り出した。最大野党「共に民主党」は、同日から尹大統領の弾劾審判の宣告が出るまで、毎日所属議員全員や補佐官約400人が国会からソウル鍾路区(チョンロク)にある憲法裁まで徒歩で行進する。親尹(親尹錫悦)系議員が憲法裁の前でリレーデモを行っている与党「国民の力」では、羅卿瑗(ナ・ギョンウォン)議員ら82人の議員が憲法裁に尹大統領の弾劾審判却下を求める請願書を提出した。

●野党「憲法裁はこれ以上宣告を遅らせてはならない」

「共に民主党」の朴賛大(パク・チャンデ)院内代表は12日、国会本庁前の階段で徒歩行進の出発式を開き、「憲法裁は迅速に決定を下すべきだ」とし、「正義を先送りすることは不義に同調することだ」と述べた。同党は13日からピケッティングとスローガン提唱も行う計画だ。

デモ行進の前に、同党の2期、3期議員もそれぞれ記者会見を開き、憲法裁の迅速な決定を求めた。3期議員らは「憲法裁はこれ以上遅らせる理由はない」とし、「今こそ憲法を守り、国家的混乱を解消する歴史的責務を果たす時だ」と述べた。2期議員らは13日から光化門(クァンファムン)広場で1時間30分ずつ「1人リレーデモ」を行う計画だ。

党内の一部では、過度な武力デモに映る可能性があるとの懸念も出ている。ある関係者は、「憲法裁まで毎日数百人が徒歩で行進し、早く宣告するよう求めることは事実上の圧力に見えるのではないか」との見方をしめした。これに対し、黄靖雅(ファン・ジョンア)報道官は、「憲法裁を圧迫するというよりは、(尹大統領の)即時罷免のためにできる限りのことをしようという次元」とし、「混乱状況をそのままにしておくのは職務放棄だ」と述べた。

李在明(イ・ジェミョン)代表は同日、光化門で座り込みをしているテントを訪れ、金富謙(キム・ブギョム)元首相、金慶洙(キム・ギョンス)元慶尚南道(キョンサンナムド)知事、朴用鎮(パク・ヨンジン)元議員ら非明(非李在明)系らと時局懇談会を行った。李氏は、「12・3非常戒厳」を「韓国版キリングフィールド」と主張した。李氏は、「ノ・サンウォン元国軍情報司令官の手帳を見ると、5千人を延坪島(ヨンピョンド)に行く海の上で船を爆破して殺害し、別の方法はないかと悩んでいる場面がある」とし、「今、多くの人が不安になり、さらに(尹大統領が)再び帰還すればどんなことが起こるか恐怖も感じている」と話した。

●与党議員の半数以上が弾劾却下リレーデモ

「国民の力」は、憲法裁に対して弾劾審判却下を求める世論戦に突入した。裁判所の高位公職者犯罪捜査処(高捜処)の捜査範囲を指摘し、尹大統領の拘束取り消しの決定を下したことで弾劾審判過程の手続き上の問題を浮き彫りにするなど、弾劾棄却ではなく却下を迫っている。棄却は、尹大統領の非常戒厳が重大な違憲ではないという結論を下すことであるのに対し、却下は弾劾審判の手続き上の問題により、憲法裁が審理を拒否する決定だ。

羅氏は同日、国会で記者会見を開き、国会弾劾訴追団側が内乱罪を尹大統領の弾劾理由から撤回したことについて、「内乱罪は弾劾訴追案の7割以上を占め、主要な論拠として提示された。これを削除した訴追案は重大な事情変更だ」と述べ、弾劾却下を主張した。

親尹(親尹錫悦)議員らは前日に続き、憲法裁の前で弾劾却下を求める24時間リレーデモを続けた。同日午後までに60人以上の議員がデモに参加する考えを示したという。

党指導部は、リレーデモについて「あれこれ言うつもりはない」と述べた。権寧世(クォン・ヨンセ)非常対策委員長は、「議員の自発的なデモについては、妨害せず、阻止せず、議員に任せている」と話した。権性東(クォン・ソンドン)院内代表も記者団に対して、「1日に5人参加することは全体的に見れば多く見えるかもしれないが、1日基準では多くない」と述べた。


ユン・ミョンジン記者 クォン・グヨン記者 mjlight@donga.com