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大統領権限代行には1時間後に報告、空軍戦闘機「誤爆」事故

大統領権限代行には1時間後に報告、空軍戦闘機「誤爆」事故

Posted March. 08, 2025 09:20,   

Updated March. 08, 2025 09:20

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韓国空軍戦闘機の民間誤爆事故は、パイロットが目標座標の数字の一つを誤って入力したために発生したことが分かった。大惨事につながりかねない前代未聞の事故であるにもかかわらず、韓国国防部長官職務代行は事故発生39分後、軍統帥権者である大統領の権限を代行する崔相穆(チェ・サンモク)副首相兼企画財政部長官は約1時間後に報告を受けたことが明らかになった。

7日、韓国軍関係者によると、事故当日にKF-16を操縦した空軍将校は、緯度と経度を表現するそれぞれ7桁、8桁の数字で構成された座標を入力したが、このうち緯度の1桁の数字を誤って入力したことが分かった。空軍の調査結果、誤爆を起こした将校は、事件当日や前日に飲酒をしておらず、健康にも問題ないことから、不注意による座標入力ミスに加え、座標確認を省略するなど基本的な手続きを守らなかったとみられている。今回の事故による負傷者は、前日発表の15人より増え、7日現在29人となった。

空軍は事故直後、誤爆事故を起こしたKF-16はもとより、北朝鮮に対応するために必要な最小限の戦力を除くすべての航空機に飛行中止措置を下した。


孫孝珠 hjson@donga.com