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2026学年度の医学部定員を増員前に戻す、受験生や保護者ら「戸惑うばかり」

2026学年度の医学部定員を増員前に戻す、受験生や保護者ら「戸惑うばかり」

Posted March. 08, 2025 09:19,   

Updated March. 08, 2025 09:19

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政府が7日、医学部生復帰のために2026学年度の医学部定員を増員前に戻すと明らかにしたことを受け、医学部の増員を考慮して入試を準備している受験生たちは大きく戸惑っている。

同日、入試業界によると、2026学年度の医学部募集人員が3058人に据え置かれれば、今年の医学部募集の競争率と分割点数は昨年より高くなる見通しだ。大成(テソン)学院のキム・ウォンジュン入試戦略室長は、「浪人生と地域人材選考で地方の医学部を攻略する高校3年生の受験生は、2025学年度の医学部合格点数を見て入試の準備を始めたはずだ」とし、「2026学年度の医学部募集人員が3058人に減れば、随時と定時の両方で昨年より医学部の合格点数が高くなり、受験生が剥奪感を感じることができる」と話した。メガスタディのナム・ユンゴン入試戦略研究所長も、「今年の受験生たちは、合格点が高くなることを勘案して準備しなければならない」と話した。

受験生の保護者たちがアクセスする入試関連オンラインコミュニティには、「漸進的に増員すべきだったのに、増員分がもう消えたというから、子供たちにとって幸いなのかどうか戸惑っている」「どんな決定を下すとしても、2026学年度の入試は非常に混乱しそうで心配だ」等の書き込みが掲示された。

経済正義実践市民連合と韓国患者団体連合会などで構成された「国民中心医療改革連帯会議」は、前日の共同声明を通じて、「2026年度に医学部募集人員を増やさないということは、医療空白と医師不足の解消を期待して1年間苦痛に耐えてきた国民と患者を欺く行為であり、決して容認できない」と批判した。彼らは、「専攻医と医学部生の集団行動に再び屈服すれば、国民中心の医療改革は水の泡になることを警告する」と声を高めた。


キム・ミンジ記者 minji@donga.com