
虚偽の難民申請の事由を作るなど書類を偽装して難民申請を斡旋し、金銭を受け取った一味が警察に摘発された。
ソウル警察庁麻薬犯罪捜査隊国際犯罪捜査第2課は25日、虚偽の難民申請を斡旋したインド人ブローカー2人と難民申請者8人を出入国管理法違反の疑いで送検したと明らかにした。彼らは拘束され、検察に引き渡された。
警察によると、ブローカー2人は2023年12月から昨年3月まで、韓国での就業を目的に観光ビザ(C-1)で入国したインド人から1件当たり300~1000ドルを受け取り、偽の難民申請書類を作成した疑いを受けている。彼らは、難民申請者の出身地域・年齢・宗教などの情報を利用し、「夫からの虐待」「政治団体からの襲撃」「キリスト教など宗教改宗による襲撃」など、虚偽の事由を作り上げたことが分かった。
警察の捜査によると、ブローカーたちは考試院に1ヵ月分の使用料を払って入室契約書を受け取り、虚偽の難民申請者はこれを難民申請書に添付して滞在地を偽装したという。実際には、申請者らは該当の考試院に滞在していないことが明らかになった。警察は昨年7月、出入国管理事務所から外国人たちが同じ考試院を所在地として虚偽の難民申請をしているようだと通報を受け、捜査に着手した。
イ・スヨン記者 lotus@donga.com






