
「物足りない気持ちもあったが、とりあえず良かったと思う」
金慧成(26、ロサンゼルス・ドジャース)は21日、米大リーグのオープン戦でメジャーデビューを果たし、2打席1打数無安打1四球を記録して、このように話した。ドジャースは同日、スプリングキャンプのホーム球場である米アリゾナ州グレンデール市にあるキャメルバックランチでシカゴ・カブスと今季オープン戦の公式開幕戦を行い4-12で敗れた。
ドジャースの8番・2塁手として先発出場した金慧成は、2回裏の初打席で3塁手ゴロに倒れた後、4回裏の第2打席では四球を選んでメジャーリーグ公式戦初出塁に成功した。守備では2本の打球をアウトカウントにつなげた。金慧成はその後、5回表守備の時、ジャスティン・ディーン(29)と交代して試合を終えた。
8回が進行中の状況で現地中継チームのインタビューに応じた金慧成は、「メジャー投手の球速は(韓国プロ野球より)全体的に少しずつ速かった」と話した。金慧成が昨年、キウムのユニホームを着て打席に立った時、相手投手が投げたフォーシーム・ファストボールの平均時速は142.7キロだった。同日、金慧成には平均153.8キロの速球が7つ飛んできた。金慧成が同日経験したチェンジアップ(4つ)の平均球速は142.4キロだった。
だからといって慌ててはいない。金慧成は同日、両打席ともフルカウントまで持ち込み相手投手に計13球を投げさせた。同日の試合に出場した両チームの打者36人のうち、打席当たり投球数(6.5球)が最も多かった。金慧成が同日、ストライクゾーンの外に入ってきたボールにバットを振ったのも一度(ファウル)だけだった。金慧成は、「実力を証明してドジャースタジアムで開かれるレギュラーシーズンでもうまくできるように準備したい」と話した。
黃奎引 kini@donga.com