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「アイシテル」→「I want you」、ボーイネクストドアが歌詞を替えて歌ったワケは

「アイシテル」→「I want you」、ボーイネクストドアが歌詞を替えて歌ったワケは

Posted February. 21, 2025 09:42,   

Updated February. 21, 2025 09:42

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「今日だけ/I love you/I want you/愛してる/サランヘと言ってさ」。

6人組のボーイズグループ「ボーイネクストドア」は先月、地上波テレビの音楽番組に出演し、デジタルシングル「今日だけ I LOVE YOU」をこのように歌った。同曲のオリジナル歌詞は少し違う。英語の「I want you」ではなく、日本語の「愛してる」が入る。

別れの後の痛みを現実的な歌詞と軽快なメロディーで表現し曲は大きな愛を受け、「歌詞が変わった理由」が気になるという人々も少なくなかった。「今日だけ I LOVE YOU」は、韓国アップルミュージックの「今日のトップ」チャートで34日間連続のトップとメロン週間チャート(2月3~9日)で8位につくなど、ボーイネクストドアの「キャリアハイ」を作った曲だ。

所属事務所のKOZエンターテインメントによると、歌詞を変えたのはテレビ局の審議のためだった。事務所側は、「日本語の歌詞で審議を申請したところ『不適格』の判定を受け、英語に変えて再び入れた」と説明した。このテレビ局は、「特に日本語規制の規定はない」とし、「ボーイネクストドアの方が英語歌詞で審議を受けた」と明らかにした。また別の地上波テレビ局の関係者は、「韓国の正しい言語生活に影響を与えることを除いて、日本語の歌詞だからといって無条件に規制するわけではない」と話した。

では今現在、地上波テレビ局の日本語規制はなくなったのだろうか。日本の大衆文化に対する一括規制は、金大中(キム・デジュン)政権下の2004年1月に消えた。しかし、依然として韓国の楽曲に「日本語」を使う問題は、基準がやや曖昧だ。テレビ局の関係者は、「一部の番組は、依然として日本語の曲は流さないこともある」とし、「これは『反日感情』を考慮するプロデューサーの裁量と理解している」と伝えた。「今日だけ I LOVE YOU」がテレビ局ごとに歌詞が違ったのも、審議自体の基準というよりは各局の選択の問題だった可能性が高い。

大衆音楽評論家のイム・ヒユン氏は、韓国文化が過去と比較できないほど存在感が高まった状況下で、あえて特定言語を規制する必要はないと思う」と話した。


サ・ジウォン記者 4g1@donga.com