昼は弾劾反対夜は早期大統領選、与党の「昼反夜大」
Posted February. 20, 2025 08:58,
Updated February. 20, 2025 08:58
昼は弾劾反対夜は早期大統領選、与党の「昼反夜大」.
February. 20, 2025 08:58.
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与党「国民の力」が、表向きには「早期大統領選挙はタブー」として、尹錫悦(ユン・ソクヨル)大統領の弾劾反対を強調してきたが、来月弾劾審判の判決の可能性が大きくなるや、「ポスト弾劾」の早期大統領選挙モードに切り替えている様子だ。次期候補者らは露骨に公開活動を増やしており、所属議員らも彼らとの接触を増やしている。国民の力の議員たちが19日、金文洙(キム・ムンス)雇用労働部長官を招いて開いた労働改革討論会には、同党議員の半数を超える60人が参加した。5日前までは、「大統領選への出馬の考えは全くない」と明らかにした金長官は同日、出馬に関する質問に対し「申し上げる言葉がない」として可能性を残した。ソウル市の呉世勲(オ・セフン)市長が先週開いた改憲討論会にも、党執行部はじめ議員48人が参加した。同党の韓東勳(ハン・ドンフン)前代表は、戒厳と弾劾政局を扱った本を出版して活動再開を予告し、洪準杓(ホン・ジュンピョ)大邱(テグ)市長もメディアに対し、「私はいつも大統領選候補だ」と公言した。安哲秀(アン・チョルス)議員は、「プランBをそれなりに準備している」として出馬を示唆し、劉承旼(ユ・スンミン)元議員は、「朴槿恵(パク・グンへ)元大統領との誤解を解きたい」と、出馬準備に乗り出した。与党執行部が連日、憲法裁判所の偏りを問題視し、議員たちが尹大統領支持者の集会に大勢参加して「弾劾反対」の声を高めているのとは全く違う風景だ。権寧世(クォン・ヨンセ)非常対策委員長は2週間前までは、「弾劾が確定したかのように、早期大統領選挙の雰囲気を助長せず、付和雷同するな」と述べた。しかし、これまで憲法裁を抗議訪問したり、弾劾反対集会に参加したりした議員の多くが、金長官や呉市長討論会参加者と重なる。党内から、「昼は早期大統領選挙の『早』の字も出さないが、夕方に集まればその大半が早期大統領選挙の話をする」とし、「昼は弾劾反対、夜は早期大統領選挙」という話が出てくる理由だ。これは、尹大統領の強硬支持層の顔色をうかがって弾劾棄却を叫んでも、現実的には早期大統領選挙の可能性を準備せざるを得ない与党の中途半端な実情を表している。国会機能麻痺、政治家逮捕指示の証言が相次いでいるにもかかわらず、尹大統領の違法戒厳とは縁を切れないまま時間を引き延ばし、自ら招いたジレンマだ。このため、支持層が砂粒のように散らばっており、候補たちも意味のある支持率を見せられずにいる。
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与党「国民の力」が、表向きには「早期大統領選挙はタブー」として、尹錫悦(ユン・ソクヨル)大統領の弾劾反対を強調してきたが、来月弾劾審判の判決の可能性が大きくなるや、「ポスト弾劾」の早期大統領選挙モードに切り替えている様子だ。次期候補者らは露骨に公開活動を増やしており、所属議員らも彼らとの接触を増やしている。
国民の力の議員たちが19日、金文洙(キム・ムンス)雇用労働部長官を招いて開いた労働改革討論会には、同党議員の半数を超える60人が参加した。5日前までは、「大統領選への出馬の考えは全くない」と明らかにした金長官は同日、出馬に関する質問に対し「申し上げる言葉がない」として可能性を残した。ソウル市の呉世勲(オ・セフン)市長が先週開いた改憲討論会にも、党執行部はじめ議員48人が参加した。
同党の韓東勳(ハン・ドンフン)前代表は、戒厳と弾劾政局を扱った本を出版して活動再開を予告し、洪準杓(ホン・ジュンピョ)大邱(テグ)市長もメディアに対し、「私はいつも大統領選候補だ」と公言した。安哲秀(アン・チョルス)議員は、「プランBをそれなりに準備している」として出馬を示唆し、劉承旼(ユ・スンミン)元議員は、「朴槿恵(パク・グンへ)元大統領との誤解を解きたい」と、出馬準備に乗り出した。
与党執行部が連日、憲法裁判所の偏りを問題視し、議員たちが尹大統領支持者の集会に大勢参加して「弾劾反対」の声を高めているのとは全く違う風景だ。権寧世(クォン・ヨンセ)非常対策委員長は2週間前までは、「弾劾が確定したかのように、早期大統領選挙の雰囲気を助長せず、付和雷同するな」と述べた。しかし、これまで憲法裁を抗議訪問したり、弾劾反対集会に参加したりした議員の多くが、金長官や呉市長討論会参加者と重なる。党内から、「昼は早期大統領選挙の『早』の字も出さないが、夕方に集まればその大半が早期大統領選挙の話をする」とし、「昼は弾劾反対、夜は早期大統領選挙」という話が出てくる理由だ。
これは、尹大統領の強硬支持層の顔色をうかがって弾劾棄却を叫んでも、現実的には早期大統領選挙の可能性を準備せざるを得ない与党の中途半端な実情を表している。国会機能麻痺、政治家逮捕指示の証言が相次いでいるにもかかわらず、尹大統領の違法戒厳とは縁を切れないまま時間を引き延ばし、自ら招いたジレンマだ。このため、支持層が砂粒のように散らばっており、候補たちも意味のある支持率を見せられずにいる。
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