Go to contents

与党トップ「尹大統領の退陣は正しくない」

与党トップ「尹大統領の退陣は正しくない」

Posted February. 18, 2025 09:01,   

Updated February. 18, 2025 09:01


与党「国民の力」の権寧世(クォン・ヨンセ)非常対策委員長が17日、尹錫悦(ユン・ソクヨル)大統領が憲法裁判所の弾劾審判決定前に退陣などで自らの進退を決める可能性について、「現実的に考慮されていない。正しい方法ではない」との考えを示した。

権氏は同日、ソウル市中区の韓国プレスセンターで開かれた寛勲(クァンフン)クラブの招請討論会で、「(弾劾審判が進行中の)退陣が法律的に可能かどうかという問題は別にしても、退陣した場合、すべての問題を解決できるかといえば、そうは思わない」と述べた。

権氏は昨年12月3日の「非常戒厳」については、「明らかに間違っていた。過度な措置だったと思う」とし、「最大野党『共に民主党』の無道な行為を考慮しても、非常戒厳で対処することは正しい態度ではなかった」と強調した。そのうえで「国会に(兵力を)送るのは少し問題があった。国会に(戒厳)解除権を与えている以上、国会活動に制約を置くことは問題がある」と述べた。

討論会では「尹大統領が『レガシーメディア(オールドメディア)はあまりにも偏向している。ユーチューブでよく整理された内容を見よ』と(言うほど)考えが凝り固まっていく間、与党は何をしていたのか」という指摘も出た。これに対して権氏は、ユーチューブのアルゴリズムの問題を取り上げ、「偏向させる部分があり、気をつけなければならないことを強調し、実際に大統領にも何度か話したことがある。『レガシーメディアを見てください』と言ったこともある」と説明した。

一方、非常戒厳解除を要求する国会決議案に「国民の力」の議員が18人だけ参加したことについて権氏は、「私が国会の現場にいたとしても採決には参加しなかっただろう」とし、「与党なら責任ある人々の話を聞かなければならないと思った。むやみに野党と同じ行動をすることは与党としてやるべきことではない」と述べた。そして、「韓東勲(ハン・ドンフン)前代表が私と同じ情報しか持っていなかったはずなのに、すぐに『違憲で違法』と発言した部分については、少し早急ではなかったかと思う」と述べた。

一方、「国民の力」議員36人は同日、憲法裁判所を抗議訪問し、「路上の雑犯に対する判決もこのように超スピードでしない」とし、「憲法裁はすでに結論を決めているかのように無条件に突進している」と批判した。


崔惠? herstory@donga.com