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裁判官を実弾警護、憲法裁への乱入謀議説で警察が対策

裁判官を実弾警護、憲法裁への乱入謀議説で警察が対策

Posted February. 11, 2025 09:28,   

Updated February. 11, 2025 09:28


韓国警察が、インターネットのコミュニティでの一部のユーザーによる憲法裁判所への乱入謀議の書き込みとコメント20件を捜査している。尹錫悦(ユン・ソクヨル)大統領の弾劾審判を行っている憲法裁判官には、脅威に備えて実弾などの装備を着用した警護チームを配置した。

ソウル警察庁関係者は10日、ソウル市鍾路区(チョンロク)のソウル庁舎で開かれた定例記者会見で、「憲法裁関連の脅迫書き込み、コメントなど20件について立件前捜査を進めている」と明らかにした。当該事件は、ソウル庁サイバー捜査隊が担当する。

インターネットコミュニティ「DCインサイド」の米政治ギャラリーへの書き込みには、憲法裁を下調べし、暴力暴動行為を謀議する内容が含まれているという。憲法裁の内部平面図とともに、「憲法裁の塀は乗り越えやすい」「撃破しよう」など乱入を煽る書き込みも掲載された。憲法裁は国家セキュリティ施設で、一般には建物の図面が公開されていない。警察は掲示板に掲載された平面図が実際の憲法裁の建物の図面かどうかも確認する予定だ。警察は当該インターネットコミュニティに書き込みの保存を要請し、脅迫容疑を適用して投稿者を追跡している。

警察は、憲法裁判官の身辺保護も始めた。警察庁は、憲法裁側の要請により、昨年末から憲法裁の文炯培(ムンヒョンベ)所長権限代行を除く残りの憲法裁判官7人に対し、裁判官ごとに個別警護チームを構成して「丙号級警護」を実施している。文氏は昨年10月から「乙号級警護」を受けている。警察の警護対象は、大統領などに適用される甲号、憲法裁所長などに適用される乙号、警察庁長官が必要と認める丙号にレベルが分けられる。警護は、裁判官の出勤から退勤まで行われ、その後は自宅の管轄の警察署が連携パトロールを行う。


チェ・ウォンヨン記者 o0@donga.com