Go to contents

麗水海域で139トンの漁船沈没し4人死亡、6人が行方不明

麗水海域で139トンの漁船沈没し4人死亡、6人が行方不明

Posted February. 10, 2025 09:05,   

Updated February. 10, 2025 09:05

한국어

麗水(ヨス)沖で操業していた139トン級の漁船が9日、気象悪化で沈没し、船員4人が死亡、6人が行方不明になった。

全羅南道(チョルラナムド)麗水海洋警察によると、同日午前1時41分、麗水市三山面下百島(サムサンミョン・ハベクド)から東側17キロの海上で139トン級の釜山(プサン)船籍第22ソギョン号がレーダーから消えた。同漁船は前日午後12時55分、釜山の甘川(カムチョン)港を出港し、新安郡黒山島(シンアングン・フクサンド)の海上へと航海していたところだった。船には事故当時、韓国人船員が8人、外国人船員が6人の14人が乗っていた。

事故後、海洋警察が救助や捜索作業を行った中、船長のキム某氏(66)ら船員4人が死亡し、チャン某氏(66)ら他の船員6人(外国人2人を含む)は9日現在、行方不明の状態だ。真夜中、氷のような海上で救命いかだに身を頼って耐えてきた外国人船員4人は、海洋警察に救助され、治療を受けている。捜索の過程で、高波のため、麗水海上警察516艦に搭載されていた5トン救助用のボートが転覆したが、搭乗していた海上警察は負傷しなかった。生存した外国人船員のうち2人は、海洋警察で、「強い風や波により、船体が転覆した」とし、「船が止まる感じがした後、激しく揺れ、左に傾いて転覆する前に海に飛び込んだ」と陳述した。

政府は同日、漁船事故危機対応マニュアルにともなう危機警報4段階の中で最も高い「深刻」段階を発令し、行政安全部対策支援本部を稼動した。昨年、韓国国内での漁船事故が増加するなど、沈没・転覆をめぐる懸念が大きくなっている。海洋水産部によると、昨年、漁船転覆による死亡、行方不明者は計119人で、前年(78人)比52.6%増えた。セウォル号の惨事が起きた2014年以降最も多い数値で、2017年以降7年ぶりに死亡や行方不明者が再び100人を超えた。


李亨胄 peneye09@donga.com