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尹大統領、憲法裁の弾劾裁判に出席

Posted January. 22, 2025 08:39,   

Updated January. 22, 2025 08:39

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尹錫悦(ユン・ソクヨル)大統領が憲法裁判所に出席し、「12・3非常戒厳」の解除要求案議決のために国会に集まった国会議員を引きずり出すよう指示したことはないと述べ、弾劾理由に真っ向から反論した。

21日、ソウル市鍾路区(チョンロク)の憲法裁判所大審判廷で開かれた第3回弁論期日に出席した尹大統領は、文炯培(ムン・ヒョンベ)憲法裁判所長権限代行による尋問で、「李鎮雨(イ・ジンウ)首都防衛司令官、郭種根(クァク・ジョングン)特戦司令官に戒厳宣布後、解除決議のために国会に集まった国会議員を引きずり出すよう指示した事実があるか」という質問に「ない」と答えた。弾劾審判に大統領が出席したのは憲政史上初めてだ。

尹大統領は、非常戒厳を控えて崔相穆(チェ・サンモク)副首相に「非常立法機構」のメモを渡した事実はないと述べた。尹大統領は、「国家非常立法機構のメモを企画財政部長官に渡したか」という文氏の質問に、「渡したこともなく、後で戒厳を解除した後、しばらく経ってからこのようなメモが出たことをメディアの報道で知った」と話した。その上で「これを作成できるのは(金龍顕前)国防部長官しかいないが、国防部長官が拘束されていたので(経緯を)具体的に確認できなかった」と述べた。裁判序盤に初めて発言の機会を得た尹大統領は、「これまで公職生活を送り、自由民主主義という信念一つを持って生きてきた」とし、「憲法裁もこのような憲法を守るために存在する機関であるので、裁判官の皆さんが様々な面でしっかり調べてくれることをお願いする」と述べた。

最大野党「共に民主党」の朴炅美(パク・ギョンミ)報道担当は、「各種異議申し立てを行い、裁判に従わなかった尹大統領が、態度を変えて弾劾審判第3回弁論に出席し、今後予定されているすべての期日にも出席するという」とし、「支持者の結集という不純な意図」と主張した。与党「国民の力」の権寧世(クォン・ヨンセ)非常対策委員長は、「大統領が弾劾審判でなぜ戒厳を宣布したのかについて直接説明するという話はしてきた」とし、「拘束令状発布で対峙する状況があり、現実的に出向くのが難しかったが、状況が解消されたので当然予想されていたことだ」と強調した。


キム・ジャヒョン記者 イ・スンウ記者 zion37@donga.com