Go to contents

カカオ金範洙氏の拘束令状請求、「SMエンタ株価操作」疑惑

カカオ金範洙氏の拘束令状請求、「SMエンタ株価操作」疑惑

Posted July. 18, 2024 09:04,   

Updated July. 18, 2024 09:04

한국어

検察は1日、「SMエンターテインメント(SM)の株価操作」疑惑がもたれているカカオ創業者の金範洙(キム・ボムス)経営刷新委員長(写真)に対する拘束令状を請求した。SM買収のライバルだったハイブが、事件を金融監督院に告発してから1年5ヵ月目のことだ。カカオは創立以来、最大の危機に直面しているという観測が出ている。

同日、ソウル南部地検金融調査第2部(張大圭部長検事)は、金容疑者に対して資本市場法違反の容疑で拘束令状を請求したと明らかにした。金容疑者を呼んで取り調べてから8日目のことだ。金容疑者は昨年2月、SMを買収する過程でライバル会社であるハイブの公開買収を妨害する目的で、SMの株価をハイブの公開買収価格である1株=12万ウォン以上に引き上げるために、短期間で株を大量に買い入れた疑惑がもたれている。当時、買収合戦では結局ハイブが退き、カカオがSMを買収することに成功した。

これに先立って、検察は9日、金容疑者を被疑者として呼び、20時間を越える取調べを行い、金容疑者が人為的にSM株価を高めることを指示、承認したかについて集中的に追及した。金容疑者は、SM株式の場内買収の報告を受け承認はしたが、具体的な買収方法は報告されなかったと供述したという。

金容疑者側の弁護団は同日、声明で、「いかなる違法行為も指示、容認したことがない」とし、「拘束令状の請求は非常に残念だ」と明らかにした。さらに、「今後の令状尋問の過程で、これについて誠実に釈明する」と明らかにした。金容疑者の令状担当判事は、2017年2月に、三星(サムスン)電子の李在鎔(イ・ジェヨン)会長に初めて拘束令状を発行した韓政錫(ハン・ジョンソク)判事というニュースに、カカオの内部は緊張した雰囲気だという。


イ・チェワン記者 chaewani@donga.com