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テスラの中古車価格が米国で29%急落

Posted June. 11, 2024 08:40,   

Updated June. 11, 2024 08:40

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テスラが米国の中古車市場で最も価格の下落幅が大きいブランドであることがわかった。電気自動車(EV)市場の低迷により、新車だけでなく、中古車市場でも在庫が滞っているという分析が出ている。

9日(現地時間)、米経済メディアCNBCによると、米国の平均中古車価格が前年同期比3.6%下落したが、中古EVの価格は31.8%急落した。同期間、テスラの中古車平均価格は28.9%下落し、全自動車ブランドの中で最大の下落幅を示した。テスラの中古車価格の大幅下落の背景には、「キャズム」(一時的な需要停滞)を克服するため、昨年から値下げ政策を継続したことがある。

CNBCは、「米国の大型レンタカー会社であるハーツは、今年から保有していたテスラを大量に中古車市場に出した」とし、「その多くは2022~2023年式モデル3で、価格帯は2万1000~3万6000ドル(約2900万~4972万ウォン)の範囲」と報じた。また、「テスラの自社ウェブサイトに登録されている販売価格(2万4000~3万8800ドル)よりも少し安い水準」とし、「新車より2万ドル安く設定された中古車も多い」と分析した。

自動車市場調査会社アイシカスのアナリスト、カール・ブローアー氏は、テスラの中古車価格の急落について「(一次的には)テスラのイーロン・マスク最高経営責任者(CEO)がテスラの新車価格を積極的に引き下げているためだ」と説明した。

CNBCは自動車ディーラーの話として、テスラを含む中古EVの場合、コストパフォーマンス(費用対性能比率)が一番良い車は3年落ちの車だと報じた。このような物件は、今後発売される低価格のEVよりも消費者にとってより良い選択肢になり得ると説明した。


金在亨 monami@donga.com