
来年度の医学部の入学定員を増やす手続きが終わったが、大半の医学生が依然として授業を拒否しており、大学の悩みが深まっている。一部の医学部は「5月末で留年を防ぐデッドラインが過ぎただけに、学生の不利益を防ぐために休学を認めざるを得ない」という立場だが、政府は依然として「同盟休学不可」の方針を堅持している。
2日、教育界によると高麗(コリョ)大学、延世(ヨンセ)大学、忠北(チュンブク)大学医学部などの内部では「もう休学を受け入れるしかない」という雰囲気が強い。高麗大学医学部のピョン・ソンボム学部長はすでに先月、教授らに「休学処理可能期限を5月31日に決めた」とし、6月には休学届を承認するしかないという方針を明らかにした。延世大学医学部のイ・ウンジク学部長も先月2O日、医学部の教授らに「いずれ休学を承認せざるを得ないという決定を下した」と話した。
大学が休学承認を検討するのは授業が始まったにもかかわらず、依然として大半の医学生が授業を拒否しており、留年の可能性が大きくなったためだ。現行の学期制を維持する場合、高等教育法によって8月末まで15週間以上授業をしなければならないため、これ以上授業を先送りすることもできない。ある大学の関係者は「医学生の大多数は1年間休学する考えだ」とし、「休学届を出しても大学が処理せず、出席不足で留年になると訴訟を起こされる可能性もある」と懸念を示した。
だが、教育部は大学総長らに「相談チームを設け、医学生を個別に相談し復帰するよう説得してほしい」と強硬な姿勢を崩していない。教育部関係者は「大学側には難しいだろうが、説得を続けながら待とうと話している」とした。
一方、政府は、医師国家試験と専門医試験を年1回ではなく、四半期ごとや随時実施する案も検討しているという。
崔예나 yena@donga.com