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三星電子労組、民主労総の支援の中で2回目の集会

三星電子労組、民主労総の支援の中で2回目の集会

Posted May. 25, 2024 08:42,   

Updated May. 25, 2024 08:42

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全国三星(サムスン)電子労働組合(全三労)は、2度目の大規模な団体行動に乗り出し、営業利益と連動した成果給の支給を要求した。同日の集会には、三星労組の上級団体でない全国民主労働組合総連盟(民主労総)の組合員約200人が異例に参加した。文化行事の形で開かれた集会に芸能人の公演も伴われ、社内外から適切ではないという指摘も提起されている。

全三労は24日午後、ソウル瑞草区(ソチョグ)の三星電子の瑞草社屋前で2回目の集会を開催した。労組側の試算で2000人余りが参加した。労組は、会社側が3月の労使協議会で提示した今年の平均賃上げ率5.1%に反発し、団体行動を続けている。労組は6.5%の賃金引き上げを要求し、先月京畿道華城(キョンギド・ファソン)事業所で三星グループ創立以来初めての団体行動に出た経緯がある。

労組は同日の集会で、「職員の努力で営業利益を多く出したなら、それだけ正当に補償しなければならない」とし、営業利益と連動した成果給支給を主張した。三星電子は、営業利益から法人税や投資金額などを差し引いた経済的付加価値(EVA)を基準に成果給を支給する。

労組側は、同日の集会に民主労総金属労組所属の組合員200人が秩序維持人として参加すると警察に届け出た。全三労は韓国労総傘下だが、執行部が最近ユーチューブを通じて、「戦うには力の強い組織と共にして、三星の資本と戦わなければならないのではないか」として民主労総側の支援を明らかにした。

同日の集会では、ニュージン僧侶(コメディアンのユン・ソンホ)やエイリー、YB(ユン・ドヒョンバンド)などの公演も行われた。三星電子の職員の間では、芸能人の公演で争議の趣旨が色あせかねないという懸念が出てきた。数千万ウォンに達すると推定される行事費用に対する不満も提起された。

一方、ロイター通信は同日、三星電子はNVIDIAの高帯域幅メモリ(HBM)の品質テストをまだ通っていないと報じた。匿名関係者の言葉を引用して、発熱と電力消費の問題で、三星電子はNVIDIAのHBM品質テストで困難に直面していると伝えた。三星電子は、「多様なグローバルパートナーとHBM供給のためのテストを順調に行っている」とし、「現在、多数の業者と緊密に協力し、持続的に技術と性能をテストしている」と反論した。


ホン・ソクホ記者 will@donga.com