
アタランタ(イタリア)がレバークーゼン(ドイツ)の公式戦連続試合無敗を51で止め、クラブ創設117年でUEFAクラブ大会で初優勝を飾った。
アタランタは23日、アイルランド・ダブリンで行われた今季UEFAヨーロッパリーグ(EL)決勝でレバークーゼンを3-0で下した。1907年に創設されたアタランタの史上で初の欧州クラブ大会優勝だ。アタランタは長い歴史を誇るが、これまで主にセリエAの中位圏につけていた。1部と2部を行き来しながら、2部では優勝を経験したが、1部リーグレベルでの優勝は1962~1963シーズンのコッパ・イタリア(イタリアカップ)が唯一だった。
アタランタは同日、FWアデモラ・ルックマン(ナイジェリア)がハットトリックを達成し、勝利の主役になった。またEL決勝でハットトリックを達成した初の選手になった。アタランタのジャン・ピエロ・ガスペリーニ監督(イタリア)は、EL史上最高齢での優勝監督(66歳117日)になった。21年間指導者生活をしながら初の優勝トロフィーを手にしたガスペリーニ監督は「私たちは勝つ資格があった。EL優勝という大きな成果を成し遂げ、とても嬉しい。イタリアに誇りを持っている」と語った。
レバークーゼンの公式戦無敗記録は51試合(42勝9分け)で止まった。レバークーゼンが公式試合で敗れたのは、昨年5月28日にブンデスリーガでボーフムとの2022~2023シーズン最終戦(0-3敗)以来、361日ぶりのこと。レバークーゼンは今季ブンデスリーガで28勝6分けでクラブ史上初優勝とともにリーグ初の無敗優勝記録を打ち立てた。51試合連続無敗は1955年UEFAクラブ大会のヨーロピアンカップ(現チャンピオンズリーグ)がスタートして以来の欧州記録(1部リーグ基準)。従来の記録は1963~1965年にポルトガルのベンフィカが記録した48試合連続無敗だ。
ブンデスリーガとともにEL、DFBポカールまで「無敗トレブル(3冠)」を狙っていたレバークーゼンの挑戦は夢に終わった。レバークーゼンはELで1987~1988シーズンに一度優勝したが、当時「チャ・ブーム」車範根(チャ・ボムグン)氏が選手として活躍した。レバークーゼンのシャビ・アロンソ監督(スペイン)は「52試合目で敗北を喫するのは一般的なことではない。私たちが成し遂げたことは異例で誇りに思うべきことだ」としながらも、「今日は私たちの日ではなかった。アタランタが私たちより上手だった。トロフィーを掲げる資格がある。重要な試合でこのようなことが起きたということが心痛い」と話した。
レバークーゼンは26日、DFBポカール決勝で2部リーグのカイザースラウテルンを相手にシーズン2冠に挑戦する。
姜泓求 windup@donga.com