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「共に民主党」が江北乙に突如「親明」公認、3人目の「非明横死」

「共に民主党」が江北乙に突如「親明」公認、3人目の「非明横死」

Posted March. 23, 2024 08:46,   

Updated March. 23, 2024 08:46

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最大野党「共に民主党」は22日、「性犯罪者弁護論議」の末、辞任したソウル江北(カンプク)乙の趙秀真(チョ・スジン)候補の代わりに、親明系(李在明系)の韓民洙(ハン・ミンス)報道官を戦略公認した。戦略予備選で、非明(非李在明)系現職の朴用鎮(パク・ヨンジン)議員を抑えて公認を獲得した趙氏が、4月10日の総選挙の候補登録締め切り当日の未明に自ら退くと、戦略予備選でカットオフされた親明系院外候補を登録締め切り時間(午後6時)の6時間20分前に急きょ戦略公認したのだ。これをめぐって党内でも、「李在明(イ・ジェミョン)代表に批判的な非明系現職を引きずり降ろそうとして起こったかつてないほどの『公認惨事』」という批判が起きている。

李氏は同日、「委任された党務委員会と最高委員会の権限で、ソウル江北乙の候補に韓氏を決定・承認した」と明らかにした。趙氏は同日午前0時40分頃、フェイスブックに「国民が望む目線と違ったようだ」と書き込み、候補を辞退した。19日に朴氏との全党員戦略予備選で勝利して3日しか経っていない。これにより、韓氏は、「暴言論議」で公認確定から3日で辞退した鄭鳳株(チョン・ボンジュ)氏と趙氏に続く「共に民主党」の3人目のソウル江北乙候補となった。

党内では、「無根拠の拙速公認による惨事」という批判が噴出した。派閥色が薄いある重鎮議員は、「親明系指導部が厄介な朴氏を追い出そうと強引な公認を乱発した結果」とし、「江北乙に全く縁もゆかりもない人を3人目の候補に立て、どのように有権者に支持を訴えることができるのか」と指摘した。

「共に民主党」は、「事前に(趙氏の)弁護経歴を確認できなかったのは事実」と検証の不備を認めながらも、「党指導部がこれに関して謝罪する計画はない」とした。李氏も同日、記者団に対し、趙氏に関する論議について「同じ基準を『国民の力』の候補にも適用してほしい」とし、「その言葉(性犯罪者弁護論議)はやめよう」と述べた。


姜聲煇 yolo@donga.com