検察が元民主党幹部を家宅捜索、栢峴洞の業者から億ウォン台授受の疑い

検察は、民主研究院の田俊卿（チョン・ジュンギョン）元常勤副院長が、栢峴洞（ペクヒョンドン）の民間業者から億ウォン台の金品を授受した容疑をつかみ、強制捜査に入った。

ソウル中央地検・反腐敗捜査３部（キム・ヨンシク部長検事）は７日、最近、田氏の住居地や関連会社の事務所などに対し家宅捜索を行ったと明らかにした。田氏は、２０１７～２０１９年、京畿道龍仁市上葛（キョンギ・ヨンインシ・サンガル）地区の不動産開発許認可などに関する担当公務員の請託を斡旋する名目で、栢峴洞の民間事業者であるアジアディベロッパーのチョン某代表から１億ウォン台の金品を授受した疑い（特定犯罪加重処罰法上の斡旋収賄など）がもたれている。ただ、この容疑は、栢峴洞の開発とは無関係だという。

当時、国民権益委員会の非常任委員だった田氏は、その後、龍仁市政研究院長を務めた。最大野党「共に民主党」の宋永吉（ソン・ヨンギル）元代表時代は、党のシンクタンクである民主研究院の常勤副院長を務めた。

検察は、田氏の資金の流れを追跡していたところ、田氏に金品が渡された容疑をつかみ、捜査を拡大したという。検察は、栢峴洞疑惑を捜査していたところ、田氏が栢峴洞捜査のもみ消しなどを頼む見返りに、任正赫（イム・ジョンヒョク）元最高検察庁次長検事（元高検長）と郭正基（クァク・ジョンギ）元ソウル警察庁知能犯罪捜査隊長（元総警）に対し高額の受任料を渡した事実を掴み、２人を弁護士法違反の容疑で起訴している。


許桐準 hungry@donga.com