ケイン・マルチゴール、ミュンヘンがラツィオ制して欧州ＣＬ８強入り

「無冠」の危機に置かれたドイツのバイエルン・ミュンヘンが今季欧州チャンピオンズリーグ（ＣＬ）で８強入りし、一息ついた。

ミュンヘンは６日、本拠で行われたラツィオ（イタリア）とのＣＬトーナメント１回戦の第２戦で、ハリー・ケインが２ゴールを決める活躍をし、３－０で勝利した。第１戦で０－１で敗れたミュンヘンは、２戦合計３－１で５シーズン連続で８強入りに成功した。ケインは同日、前半３８分にヘディングで先制ゴールを記録したのに続き、２－０だった後半２１分にとどめを刺すゴールまで決めた。

ドイツ・ブンデスリーガ１２連覇に挑戦するミュンヘンは６日現在、リーグで２位（勝ち点５４＝１７勝３分け４敗）で首位レバークーゼン（勝ち点６４＝２０勝４分け）との勝ち点差が大きく開いている。昨年１１月、ＤＦＢポカール（カップ大会）では、３部リーグのザールブリュッケンに１－２で敗れ、第２ラウンドで敗退した。欧州ＣＬでも敗退すれば今季無冠に終わるところだった。

韓国代表ＤＦであるミュンヘンのキム・ミンジェは同日、ベンチを守った。ナポリから移籍後、代表招集や負傷ではない理由でキム・ミンジェが今季に欠場したのは初めて。更迭の危機に瀕しているミュンヘンのトーマス・トゥヘル監督は試合前、ロッカールームで選手たちの警戒心を呼び起こそうと箱を蹴ったところ、右足の親指が折れた。

フランスのパリ・サンジェルマン（ＰＳＧ）は、敵地でのレアル・ソシエダ（スペイン）との欧州ＣＬ第２戦で２－１で勝利し、ＣＬ準々決勝に進出した。後半に途中出場したＰＳＧの李康仁（イ・カンイン）は後半１１分、キリアン・ムバッペの２点目をアシストしＣＬ初アシストを記録した。同日、２ゴールを決めたムバッぺは、ケインと共に大会得点１位タイ（６ゴール）に躍り出た。ＰＳＧは２戦合計４－１で、３年ぶりにＣＬベスト８入りを果たした。準々決勝の対戦組み合わせ抽選は１５日に行われる。


姜泓求 windup@donga.com