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総選挙まで53日、漢江江と洛東江沿いで「2つの激戦」開始

総選挙まで53日、漢江江と洛東江沿いで「2つの激戦」開始

Posted February. 16, 2024 08:58,   

Updated February. 16, 2024 08:58

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第22回総選挙を54日後に控え、「漢江(ハンガン)ベルト」や「洛東江(ナクトンガン)ベルト」など、ソウルと釜山(プサン)の「両江ベルト」の与野党の対陣表が初めて確定した。ソウル広津(クァンジン)乙では、最大野党「共に民主党」の現職の高旼廷(コ・ミンジョン)最高委員(1期)と与党「国民の力」の呉晨煥(オ・シンファン)元議員が対決することになった。洛東江ベルトでも、「共に民主党」の現職と「国民の力」の重鎮の対決が繰り広げられる予定だ。

「共に民主党」公認管理委員会の幹事長である金炳基(キム・ビョンギ)議員は15日、ソウル汝矣島(ヨウィド)の「共に民主党」党本部前で記者会見を開き、高氏は広津乙に、洪翼杓(ホン・イクピョ)院内代表(3期)はソウル瑞草(ソチョウ)乙に公認する第3次公認の結果を発表した。洪氏は昨年、ソウル中・城東(ソンドン)甲の代わりに「共に民主党」内の激戦区とされる瑞草乙からの出馬を宣言した。同党関係者は、「指導部議員は通常、最後に発表するが、2人の場合、早くから対陣表を確定し、機先を制するという狙いがある」と話した。

高氏の公認確定で、前日に「国民の力」から公認を受けた呉氏といわゆる「リベンジマッチ」が繰り広げられることになった。呉氏は昨年の総選挙で高氏に敗れた後、呉世勲(オ・セフン)ソウル市長の下で政務副市長を務めた。

洛東江ベルト内の主要地域の対陣表も確定した。「共に民主党」は、慶尚南道金海(キョンサンナムド・キムヘ)甲の閔洪喆(ミン・ホンチョル)議員(3期)をはじめ、金禎鎬(キム・ジョンホ)議員(慶尚南道金海乙・2期)、金斗官(キム・ドゥグァン)議員(慶尚南道梁山乙・2期)、崔仁昊(チェ・インホ)議員(釜山沙下甲・2期)ら現職議員を一斉に公認した。沙下(サハ)乙には、李在星(イ・ジェソン)元NCソフト専務を迎え入れて戦略公認した。「国民の力」が慶尚南道金海乙に3期目の曺海珍(チョ・ヘジン)議員、慶尚南道梁山乙に慶尚南道知事を務めた金台鎬(キム・テホ)議員(2期)など現職の重鎮議員を擁立して戦力補強に乗り出したことに対する措置だ。

「両江ベルト」の対陣表が整いはじめ、与野党間の残りの選挙区をめぐる公認争いもさらに激しくなるものと予想される。「共に民主党」は、ソウル中・城東甲と麻浦(マポ)甲、銅雀(トンジャク)甲など残りの漢江ベルトをはじめ、京畿道盆唐(キョンサンド・プンダン)甲などの公認も順次発表する予定だ。「共に民主党」指導部は、「国民の力」の羅卿瑗(ナ・ギョンウォン)元代表が公認を受けたソウル銅雀乙に、秋美愛(チュ・ミエ)元法務部長官を立てることを検討しているという。全賢姫(チョン・ヒョンヒ)元国民権益委員長の出馬の可能性も浮上している。

ソウル中・城東甲は、与野党とも党内選挙の段階から盛り上がっている。「共に民主党」では、親文(親文在寅)の任鍾晳(イム・ジョンソク)元大統領秘書室長が予備候補として浮上しているが、親明(親李在明)指導部が、現職議員である洪氏が同選挙区から出馬せず、戦略公認対象地域という立場を明らかにし、派閥間の対立の様相を呈している。「国民の力」では、尹喜淑(ユン・ヒスク)元議員や権五鉉(クォン・オヒョン)元大統領室行政官が公認を申請した。このほか、「国民の力」の安哲秀(アン・チョルス)議員が公認を受けた京畿道盆唐甲に、「共に民主党」は李光宰(イ・グァンジェ)元国会事務総長を戦略公認する案が浮上している。


カン・ソンフィ記者 チョ・グォンヒョン記者 yolo@donga.com · buzz@donga.com