米国のポップスター、テイラー・スウィフト(35・写真)が自身のプライベートジェットの離着陸スケジュールを追跡し、ソーシャルメディア(SNS)X(旧ツイッター)に投稿した米大学生に法的措置を警告したという。
6日(現地時間)、米紙ワシントンポストによると、スウィフトの弁護士は昨年12月、セントラルフロリダ大学3年生のジャック・スウィーニーに、「スウィフトに対するプライべートジェットの追跡を止めなければ、法的対応に乗り出す」という書簡を送った。同紙が確保した書簡には、「スウィーニーの行動でスウィフトと家族は直接的で取り返しのつかない情緒的、身体的な損害を被った。個人の安全に対する絶えない恐怖も高まった」と書かれていた。
スウィーニーは数年間、スウィフトの他にもメタのマーク・ザッカーバーグ最高経営責任者(CEO)やマイクロソフト創業者のビル・ゲイツ氏など著名人のプライベートジェットを追跡し、これらの専用機が排出する炭素推定値をXに投稿してきた。米連邦航空庁(FAA)の公開データや航空機のシグナルなどを通じて、これらの飛行機の航路を把握したという。
スウィーニーはすでに公開された情報を収集しただけであり、スウィフトが炭素排出に対する批判をなだめるため自分を脅していると主張した。プライベートジェットで世界各地を回りながらコンサートをしているスウィフトは2022年、英国マーケティング会社「ヤード」が発表した調査で「炭素を最も多く排出した有名人」1位に上がった。
イ・ギウク記者 71wook@donga.com