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「スウィフトが秘密要員?」大統領選挙を控えて米国で陰謀論

「スウィフトが秘密要員?」大統領選挙を控えて米国で陰謀論

Posted February. 01, 2024 08:06,   

Updated February. 01, 2024 08:06

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「テイラー・スウィフトは、米国防総省の秘密要員?」

米国で11月の大統領選挙を控え、あらゆる陰謀が飛び交う中、最高のポップスター、スウィフト(写真)までが政治的陰謀論に巻き込まれている。米CNNなどは31日(現地時間)、「発源地は、民主党支持のスウィフトが影響力を発揮することを懸念した保守共和党勢力だ」と推定した。

地元メディアによると、陰謀論は昨年9月、スウィフトがソーシャルメディア(SNS)でファンに投票参加を呼びかけたのが出発点だった。スウィフトの一言で、有権者の新規登録が1日で3万5000件増えた。スウィフトが地元経済を活性化させるという「テイラーノミックス(Taylornomics)」という新造語が作られるほどの彼女の影響力がわかる部分だ。

以後、トランプ前大統領を支持する共和党勢力「マガ」(MAGA=Make America Great Again)と保守派メディアは、持続的にスウィフト陰謀論を提起してきた。スウィフトは実際に国防総省の秘密要員であり、バイデン大統領の再選のためにファンの基盤を固めているという内容が多数を占めている。

特に最近、スウィフトのボーイフレンドであるプロアメリカンフットボール(NFL)選手のトラビス・ケルシーが所属するカンザスシティ・チーフスがチャンピオン決定戦「スーパーボウル」に進出すると、陰謀論はより一層熱くなった。共和党の予備選挙で途中辞退したヴィヴェク・ラマスワミさえ、先月29日、SNSに「スーパーボウルで誰が優勝するのか気になる」とし、「人為的支持を受けるカップルが、今秋どの候補を支持するのか気になる」と油を注いだ。

スウィフトは、2020年10月の米大統領選挙では、当時民主党大統領候補だったバイデン氏を公に支持した。2018年の米中間選挙の時もテネシー州上院議員で民主党候補のフィル・ブレッドソン氏に票を入れると明らかにした。米紙ニューヨークタイムズは、「バイデン大統領側は、今回の大統領選挙でも再びスウィフトの支持を得る様々なシナリオについて苦心している」と報じた。


キム・ボラ記者 purple@donga.com