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ハングルの美しさ、長さ53メートルのメディアウォールに広がる

ハングルの美しさ、長さ53メートルのメディアウォールに広がる

Posted January. 30, 2024 08:20,   

Updated January. 30, 2024 08:20

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来月1日から、ソウル鍾路区光化門(チョンノグ・クァンファムン)広場の世宗(セジョン)大王の銅像前に広がる53メートルのメディアウォールで、ハングルをテーマにした特色あるメディアアート作品を鑑賞できる。

ソウル市は2月1日から3月31日まで、光化門広場のヘチマダンのメディアウォールで、人工知能(AI)を活用した企画展「AI to世宗」を開催すると、29日明らかにした。今回の展示では、韓国国内外で活動しているタイポグラフィ(フォントデザイン)作家3人のハングルをテーマにしたメディアアート3本を見ることができる。展示時間は毎日午前8時~午後10時で、観覧料は無料だ。

今回公開される作品は、ハングルの規則的な特性に想像力を誘発するAI技術を加えた。ミンボン作家の作品「息」は、「幼いAI」が訓民正音と韓国語の教育を受ける仮想の状況を含んでいる。ハングルの子音と母音が結合して、音節と単語、詩と散文などを生成していき、ハングルの美しさを示す。

イム・ソナ作家の作品「祝賀事物」は、「祝賀」という行為に注目した作品で、人間の記録であるソーシャルネットワークサービス(SNS)から収集したテキストと絵文字を、AIを活用して再構成した。ムン・ヘウォン作家の「宇宙のオブジェ」は、展示空間を宇宙空間に想定した作品だ。作品の中のハングルのタイポグラフィは、宇宙の変化する色や惑星の質感などを3次元(3D)モデリングで表現した。

今回の展示は、昨年9月に始まった「Hi AI!」企画展の最終回だ。ソウル市の関係者は、「計4回のメディアアート展の最後を飾る行事だ」とし、「展示期間中は、昨年11月から展示している白南準(ペク・ナムジュン)のオマージュ展『AI to Art』と市民参加型コンテンツなどが共に表出される」と説明した。展示を観覧した市民を対象に行うアンケートのイベントも実施する。展示期間中に、「光化門広場」のホームページまたは「メディアアートソウル」のインスタグラムのアカウントに掲載されたリンクからアンケートに参加すると、抽選で所定のプレゼントがもらえる。

ソウル市のチェ・インギュ・デザイン政策官は、「ヘチマダンのメディアウォールでの展示を通じて、光化門広場を歩く市民なら誰でも、身近にメディアアートに出会える機会になるだろう」と明らかにした。


チョン・ヘジン記者 sunrise@donga.com