これで3回目…収拾にとどまらず「非正常」な政府与党関係への認識を変えなければ
Posted January. 24, 2024 08:27,
Updated January. 24, 2024 08:27
これで3回目…収拾にとどまらず「非正常」な政府与党関係への認識を変えなければ.
January. 24, 2024 08:27.
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尹錫悦(ユン・ソクヨル)大統領と与党「国民の力」の韓東勲(ハン・ドンフン)非常対策委員長との衝突が公開3日目を迎え、収拾されたようだ。尹氏が、忠清南道舒川(チュンチョンナムド・ソチョン)の火災現場を訪問する時間に合わせて韓氏も訪れ、2人が会った。韓氏は、尹氏と会った後、「大統領を深く尊敬し、信頼している」と話した。4月の総選挙を目前にして発生した「内紛」の収拾を図っている。政治共同体のように思われていた両者の見解の相違が解消されたかどうかは分からない。また、問題の本質である金健希(キム・ゴンヒ)夫人の「リスク」の解決策が整理されておらず、予断することもできない。収拾であれ拡大であれ、秘書室長を送って非常対策委員長の辞任を求めた大統領の行動は指摘しておかなければならない。韓氏は総選挙を4ヵ月後に控え、親尹系議員らの主導で火消し役として緊急投入された。その韓氏に辞任を求めるには、それだけの理由があるはずだ。金氏に関する韓氏の発言に裏切られたと感じたという大統領室側の説明があった。大統領個人はどうか分からないが、一般国民が納得できる衝突の理由なのか疑問だ。韓氏に「国民の力」を変えろと任せた4月の総選挙は、大統領の残り3年の任期に決定的な影響を与えるに違いない。大統領と龍山(ヨンサン)の参謀たちがこれを忘れているかのように見え、首をかしげる人が多かったのもそのためだ。韓氏が登場した時、垂直的な党と政府の関係を正せという声が多かった。しかし、大統領の考えは変わっていないことを先週末、確認することができた。与党代表は大統領の指示に従わなければならないという考えであろうと、韓氏との20年の個人的な関係のためであろうと、大統領は与党ナンバー1の進退を決めることができると考えていた。李俊錫(イ・ジュンソク)元代表、金起炫(キム・ギヒョン)前代表が辞任する過程にも、このような誤った認識が作用した。大統領就任から2年も経っていないのに、すでに3回繰り返されたとは驚くべきことだ。大統領は与党を尊重すると共に活用する政治力を発揮しなければならない。時折訪れる誤った判断の瞬間に、与党は均衡軸と非常灯の役割を果たす。与党に自律権を与え、異論と反論をうまく活用する時、大統領は民心にさらに近づくことができる。しかし、尹錫悦体制ではこの重要な作用が弱まった。尹氏と韓氏は23日、収拾のシーンを作った。しかし、金氏の問題は両者の間に必然的に再び登場するだろう。収拾を急ぐのではなく、正確な解決策の準備が重要であり、その過程は龍山の独走ではなく、党と政府の2人3脚でなければならない。
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尹錫悦(ユン・ソクヨル)大統領と与党「国民の力」の韓東勲(ハン・ドンフン)非常対策委員長との衝突が公開3日目を迎え、収拾されたようだ。尹氏が、忠清南道舒川(チュンチョンナムド・ソチョン)の火災現場を訪問する時間に合わせて韓氏も訪れ、2人が会った。韓氏は、尹氏と会った後、「大統領を深く尊敬し、信頼している」と話した。4月の総選挙を目前にして発生した「内紛」の収拾を図っている。
政治共同体のように思われていた両者の見解の相違が解消されたかどうかは分からない。また、問題の本質である金健希(キム・ゴンヒ)夫人の「リスク」の解決策が整理されておらず、予断することもできない。収拾であれ拡大であれ、秘書室長を送って非常対策委員長の辞任を求めた大統領の行動は指摘しておかなければならない。韓氏は総選挙を4ヵ月後に控え、親尹系議員らの主導で火消し役として緊急投入された。その韓氏に辞任を求めるには、それだけの理由があるはずだ。
金氏に関する韓氏の発言に裏切られたと感じたという大統領室側の説明があった。大統領個人はどうか分からないが、一般国民が納得できる衝突の理由なのか疑問だ。韓氏に「国民の力」を変えろと任せた4月の総選挙は、大統領の残り3年の任期に決定的な影響を与えるに違いない。大統領と龍山(ヨンサン)の参謀たちがこれを忘れているかのように見え、首をかしげる人が多かったのもそのためだ。
韓氏が登場した時、垂直的な党と政府の関係を正せという声が多かった。しかし、大統領の考えは変わっていないことを先週末、確認することができた。与党代表は大統領の指示に従わなければならないという考えであろうと、韓氏との20年の個人的な関係のためであろうと、大統領は与党ナンバー1の進退を決めることができると考えていた。李俊錫(イ・ジュンソク)元代表、金起炫(キム・ギヒョン)前代表が辞任する過程にも、このような誤った認識が作用した。大統領就任から2年も経っていないのに、すでに3回繰り返されたとは驚くべきことだ。
大統領は与党を尊重すると共に活用する政治力を発揮しなければならない。時折訪れる誤った判断の瞬間に、与党は均衡軸と非常灯の役割を果たす。与党に自律権を与え、異論と反論をうまく活用する時、大統領は民心にさらに近づくことができる。しかし、尹錫悦体制ではこの重要な作用が弱まった。尹氏と韓氏は23日、収拾のシーンを作った。しかし、金氏の問題は両者の間に必然的に再び登場するだろう。収拾を急ぐのではなく、正確な解決策の準備が重要であり、その過程は龍山の独走ではなく、党と政府の2人3脚でなければならない。
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