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北朝鮮、京義線とGP周辺に再び地雷埋設

北朝鮮、京義線とGP周辺に再び地雷埋設

Posted January. 05, 2024 08:25,   

Updated January. 05, 2024 08:25

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北朝鮮が、非武装地帯(DMZ)内の京義(キョンウィ)線鉄道周辺と京義線近くのGP(監視所)付近などに先月初めから地雷を大量に埋めたことが分かった。2002年末にDMZ内の京義線周辺の地雷をすべて除去したが、21年ぶりに再び埋設したのだ。北朝鮮は00年の南北首脳会談を機に南北間の京義線復元を推進し、地雷を除去した。南北経済協力の象徴であり統一の礎となった京義線の周辺に地雷を埋設するのは、南北間の門戸を完全に閉ざすとともに、今後、軍事的緊張まで高める考えを示したとみられる。

4日、政府筋によると、北朝鮮軍が昨年12月初めから京義線付近などに地雷を埋める様子が韓国軍の探知・偵察兵器などに捉えられた。地雷を埋設した京義線付近のGPは、北朝鮮が2018年の南北軍事合意の全面破棄を宣言して、昨年11月末から復元に着手したDMZ内の11ヵ所のGPのうちの1ヵ所とされる。

政府筋は、「北朝鮮は復元した11ヵ所のうち、特に京義線横のGPを中心に地雷を埋めた」とし、「GP防衛や京義線を通じた脱北を防ぐための措置とみられる」と述べた。また、「南北関係を後戻りできないレベルにまで断絶するという意味も大きいと見ている」と話した。


孫孝珠 hjson@donga.com