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墨湖港に85センチの津波、東海も安全地帯ではない

墨湖港に85センチの津波、東海も安全地帯ではない

Posted January. 03, 2024 08:14,   

Updated January. 03, 2024 08:14

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韓国気象庁は1日、日本の石川県で発生したマグニチュード7.6の地震の影響で、同日、江原道墨湖(カンウォンド・ムクホ)港に最大高さ85センチの津波が到達したと発表した。日本では地震当日の夜、約140回の余震が発生したが、専門家らは「東海(日本海)も地震安全地帯ではないことを示している」と指摘した。

気象庁によると2日、前日に日本で地震が起きた後、午後8時35分頃、江原道東海市墨湖(カンウォンド・トンヘシ・ムクホ)港で最大高さ85センチの津波が観測された。午後8時38分には江原道束草(ソクチョ)市に高さ45センチ、午後8時42分には慶尚北道(キョンサンブクト)蔚珍郡(ウルチングン)厚浦面(フポミョン)に高さ66センチの津波が到達した。東海(日本海)岸に到達した津波の高さは、その後徐々に低くなり、2日には東海岸の全ての主要観測地点で10センチ未満になった。気象庁の関係者は「津波の状況は安定している。ただし、日本では余震が続いており、3日午前まで東海岸で波が高くなることもあるので注意してください」と呼びかけた。

過去の事例を見ると、日本の地震は概ね地殻プレート境界に近い日本東部地域で発生したが、東海と接する西部地域で発生し、東海岸に影響を及ぼした場合もあった。1993年、日本の北海道でマグニチュード7.8の地震が起きた直後に、束草(ソクチョ)に最大276センチ、墨湖港に最大203センチの津波が発生したことがある。当時、死傷者は出なかったが、船舶破損などで4億ウォン程度の財産被害が発生した。

気象庁によると、昨年、韓国でもマグニチュード2.0以上の地震が105回発生した。2020年68回、2021年70回、2022年77回などと徐々に増えている。延世(ヨンセ)大学地球システム科学科のホン・テギョン教授は「2011年の東日本大震災以後、韓国でも地震が増えている。深海では余波が続いているものと見られ、注意が必要である」と話した。


キム・イェユン記者 yeah@donga.com