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韓国高齢者の貧困率がOECDでワースト、76歳以上の2人に1人が貧困層

韓国高齢者の貧困率がOECDでワースト、76歳以上の2人に1人が貧困層

Posted December. 20, 2023 09:07,   

Updated December. 20, 2023 09:07

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国内76歳以上の高齢者2人に1人は貧困層であることが分かった。韓国の高齢者の所得貧困率は経済協力開発機構(OECD)加盟国の中で最も高かった。

19日、OECDの報告書「図表で見る年金2023年版」(Pension at a Glance 2023)によると、2020年基準で韓国の76歳以上の高齢者の所得貧困率は52.0%だった。所得貧困率とは、全体人口のうち中位所得の50%以下に当たる所得で生活する人口の割合だ。所得貧困率が高いほど、その人口集団に貧しい人々が多いという意味だ。韓国の76歳以上の所得貧困率は、調査対象となったOECD加盟37ヵ国の中で最も高かった。OECD加盟国の平均値(16.6%)と比べても3.1倍だった。

韓国の全高齢者人口(66歳以上)の所得貧困率は40.4%だが、これもOECD37加盟国の中で最も高かった。40%を超える国は韓国だけで、OECD加盟国の平均値(14.2%)の2.8倍だった。韓国の次にはエストニア(34.6%)、ラトビア(32.2%)などの順で高齢者所得貧困率が高かった。日本(20.2%)は韓国の半分水準だった。高齢者所得貧困率が最も低い国はアイスランド(3.1%)、ノルウェー(3.8%)、デンマーク(4.3%)、フランス(4.4%)など北欧や西欧諸国だった。


キム・ソヨン記者 ksy@donga.com