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ハマスがロケット砲発射、7日ぶりに戦闘再開

ハマスがロケット砲発射、7日ぶりに戦闘再開

Posted December. 02, 2023 08:40,   

Updated December. 02, 2023 08:40

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イスラエル軍が、先月24日(現地時間)に始まった戦闘休止7日目の1日、パレスチナ武装組織ハマスが戦闘休止協定に違反したとして、ガザ地区の戦闘を再開した。イスラエルを訪れたブリンケン米国務長官が民間人被害の最小化の必要性を強調したが、民間人のさらなる被害は避けられないとみられる。

ロイター通信によると、イスラエル軍(IDF)は1日午前、声明を出し、「ハマスが軍事作戦中止(合意)に違反し、イスラエル領土に向けてロケット砲を発射した」とし、「ガザ地区のハマスのテロ組織に対して再び戦闘を開始した」と明らかにした。追加延長された戦闘休止7日目の終了期限である同日午前7時まで1時間も残されていなかった。ハマス側は何の反応も出していない。米紙ウォール・ストリート・ジャーナルは先月30日、戦闘休止が2日まで1日延長されると報道していた。

ハマスは1日、戦闘休止期限を1時間余り残してイスラエルに向けてロケット砲を撃ったとみられる。イスラエル現地メディアは、同日午前6時過ぎにイスラエル南部にロケット空爆警報サイレンが鳴ったと報じた。その後数十分後、イスラエル軍はガザ地区から飛んできた発射体を防空網が迎撃したと明らかにした。ただし、カタールの衛星テレビ局アルジャジーラは、「エジプトなどの仲裁国が戦闘休止延長に向けて依然として努力している」と伝えた。

先月30日、双方が戦闘休止を1日延長することで合意した直後、エルサレムでテロと疑われる銃撃でイスラエルの民間人2人が死亡し7人が負傷したと、イスラエルのインターネットメディア「タイムズ・オブ・イスラエル」が伝えた。銃撃犯は現場にいた兵士によって全員射殺されたという。イスラエル軍当局は、この銃撃犯がパレスチナ人居住の東エルサレム出身と確認されたと明らかにした。ハマスの軍事部門アルカッサム旅団は、今回の攻撃が自分たちによるものだと主張した。

ブリンケン氏は先月30日、イスラエルのネタニヤフ首相、ヘルツォーク大統領、ガラント国防相と会談した後、記者会見で、「イスラエルに民間人の犠牲を最小限に抑えるあらゆる措置を取るよう要請した」と明らかにした。ブリンケン氏の今回のイスラエル訪問は、戦闘勃発後4回目。


趙은아 achim@donga.com