
韓国シリーズの真っ最中だった今月上旬、廉京燁(ヨム・ギョンヨプ)LG監督は、外国人投手のケイシー・ケリー(34)と来年も一緒にやりたい意向を明らかにした。廉監督は「ケリーはチームのために自己犠牲的で献身する外国人選手だ。このような選手がいてくれれば、新たに加入する外国人選手にも大いに役立つ」と話した。
廉監督の希望通り、ケリーは来季もLGと同行する。LGは23日、「ケリーと総額150万ドル(約19億5000万ウォン)で再契約した」と発表した。契約金40万ドル、年俸80万ドル、インセンティブ30万ドルだ。6年連続でLGでプレーすることになったケリーは、球団史上最長在籍の外国人選手になった。
昨年までチームのエースとして活躍したケリーは、今季序盤は不調が目立ち、放出説も流れた。前期の18試合で6勝5敗、防御率4.44と球威が著しく落ちた。しかし、後期に入って12試合で4勝2敗、防御率2.90と復調に成功した。KTとの韓国シリーズでも第1戦と第5戦の2試合に先発登板し、1勝、防御率1.59(11回3分の1、防御率2.0)と好投した。
ケリーの契約は昨年の総額180万ドルから30万ドル下がった。LGでプレーした5シーズンのうち、今年のレギュラーシーズンの成績(10勝7敗、防御率3.83)が最も振るわなかったからだ。5年間の通算成績は144試合68勝38敗、防御率3.08。ケリーは来季は先発ローテ1番手ではなく2番手に起用される見通しだ。ケリーは球団を通じて、「来季もファンの前でプレーすることを考えるだけで胸が弾む。韓国シリーズでファンの愛を改めて感じ、来年も感じたい」と話した。
三星(サムスン)は2020年シーズンから今年まで4年連続エースとして活躍した外国人投手デビッド・ブキャナン(34)と再契約の交渉を進めている。ブキャナンが来年も三星のユニホームを着る場合、やはり球団史上最長在籍の外国人選手になる。韓国プロ野球で最も長くプレーした外国人選手は右腕のダスティン・ニッパート(42)で、斗山(トゥサン)で7年(2011~2017年)、KT(2018年)で1年と計8年間プレーした。
李憲宰 uni@donga.com