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昨年歓待した米議会、ゼレンスキー氏の2度目の訪米には距離置く姿勢

昨年歓待した米議会、ゼレンスキー氏の2度目の訪米には距離置く姿勢

Posted September. 22, 2023 08:42,   

Updated September. 22, 2023 08:42

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昨年12月、米議会の上下両院合同会議での演説でスタンディングオベーションを受けたウクライナのゼレンスキー大統領が9ヵ月ぶりに再び米国を訪れたが、今回の訪問では昨年ほどの歓迎を受けていない。ウクライナ戦争の長期化で米国の支援負担が増えたためだ。

ゼレンスキー氏は昨年とは異なり、今回は米議会で演説しない。その代わりに議員たちと非公開の会議を行う。米紙ウォールストリート・ジャーナルなどによると、野党共和党のケビン・マッカーシー下院議長は21日、米議会を訪れるゼレンスキー氏のための下院演説の場を設けることを拒否した。マッカーシー氏は、「米国人は、私たちが使った金がどこにあるのか、ウクライナの勝利計画が何なのか聞きたい」と述べ、停滞している戦況についてゼレンスキー氏を圧迫することを示唆した。最近の同紙の世論調査でも、共和党有権者の62%が「ウクライナ支援は過剰」と答えた。

ただし、バイデン政権はゼレンスキー氏の訪米に合わせて3億2500万ドル(約4300億ウォン)の追加軍事援助案を発表する計画だ。ウォール街の支持も続いた。ゼレンスキー氏はニューヨークで、米著名ヘッジファンド、シタデルの創業者ケネス・グリフィン氏や米パーシング・スクエア・キャピタル・マネジメントを率いるビル・アックマン氏らウォール街の大物と会い、ウクライナ支援及び復興事業への参加を要請した。


イ・チョンア記者 clearlee@donga.com