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バスケのアジア大会5人制代表のヤン・ホンソク「自分の実力を金色のシュートで証明したい」

バスケのアジア大会5人制代表のヤン・ホンソク「自分の実力を金色のシュートで証明したい」

Posted September. 06, 2023 08:37,   

Updated September. 06, 2023 08:37

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ヤン・ホンソク(26・LG)は2018年ジャカルタ・パレンバンアジア大会のバスケットボール3人制男子で銀メダルを獲得した。それから5年が経ち、杭州アジア大会では5人制バスケで金メダルに挑戦する。ヤン・ホンソクが杭州でどんな色であれメダルを獲得すれば、アジア大会史上初めてバスケの3人制と5人制の両種目でメダルを獲得した選手になる。

実は、大韓民国バスケットボール協会が初めて発表した杭州アジア大会の5人制バスケ代表メンバーにはヤン・ホンソクの名前がなかった。その後、ムン・ソンゴン(30)が足首のケガで辞退し、先月22日から肩代わりで代表入りした。プロバスケットボールの自由契約選手(FA)市場ではKTがLGに移籍したヤン・ホンソクの空席をムン・ソンゴンで埋めたが、代表チームでは逆の状況が起きたのだ。

代表合流のニュースが報じられた日、京畿道利川市(キョンギド・イチョンシ)のLGチャンピオンズパークで取材に応じたヤン・ホンソクは、「選出してもらって本当に感謝している。パフォーマンスが低下していて(代表に選ばれるとは)予想しなかった。特にソンゴンさんの代わりに入ることになったので失望させないよう頑張りたい」と話した。

その上で「これまで代表チームではまともに技量を発揮することができなかった。『ヤン・ホンソクは元々そんなもの』と考える人もいるだろう。今はパフォーマンスもかなり上がってきて、自信もいっぱいになっている。アジア大会はバスケットボールだけでなく、すべての種目の選手が重要視する大きな大会だ。100%の体調でもう一度(自分の実力を)証明したい」と強調した。

韓国男子バスケットボール代表チームの指揮を執るチュ・イルスン監督は、長身フォワードを積極的に活用する「タフな」バスケットボールを追求していると評価されている。まさにその長身フォワードであるヤン・ホンソク(195センチ)は昨年、国際バスケットボール連盟(FIBA)アジアカップの時、チュ監督の代表メンバーに選ばれたことがあり、チュ監督のスタイルに違和感がない。チュ監督は「昨シーズンのプレーを見ると、アジアカップの時より成長したという感じを受けた」と選出理由を説明した。

ヤン・ホンソクにとって昨シーズンは忘れたい記憶に近い。開幕前は優勝候補に挙げられていた古巣KTが結局、10チームのうち8位でシーズンを終えたからだ。チーム内で最高額年俸(当時5億ウォン)を受け取っていたヤン・ホンソクも「自分が足りなくてチーム成績が良くないんだ」と思い、シーズン中に少なからぬストレスに悩まされた。

ヤン・ホンソクを助けたのはKTの「メンタル主治医」カン・ギョンドゥ博士だった。カン博士はヤン・ホンソクに「君がコートで不満足に思うところを顔に出すと、君が揺れるだけはなくチームも揺れてしまい、他人にも影響を与える。そういうところを克服してこそ良いリーダーになることができる」と辛口のアドバイスを惜しまなかった。

ヤン・ホンソクは、「カン博士は一個人としてではなくチーム主治医なので広く見てくれている。『耳障りの良い言葉を言ってあげることもできるけど、冷静に考えなければならない』と言われた。だから博士のことが好きだ。元々苦しい時は言葉も上手く話せなくて一人で悩み込む性格だったが、博士にはもっと心を開いて話すことができた」と笑顔を見せた。

ヤン・ホンソクは、また「高校(釜山中央高)時代からずっと良い選手だと褒められたし、大学(中央大学)時代にも代表メンバーに選ばれた。プロに来てからも毎シーズン発展したが、ある瞬間停滞している感じを受けた。周りの選手たちは伸びているのに、自分だけが立ち止まっている気がしてもどかしさを感じたようだ」とし、「昨シーズンに皆さんに心配かけていた膝も足首ももう大丈夫だ。3ポイントシュートの感覚も毎日磨きをかけている。今回は期待してもいい」と話した。


任寶美 bom@donga.com