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解散したアイドルグループ、熱烈ファンがAIで再結合

解散したアイドルグループ、熱烈ファンがAIで再結合

Posted August. 24, 2023 08:36,   

Updated August. 24, 2023 08:36

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「人工知能(AI)で、グループBIGBANGを強制的にカムバックさせました」

あるユーチューブチャンネルに1日に掲載された動画の紹介文だ。15年目のVIP(アイドルグループBIGBANGファンダム)出身だと明らかにしたチャンネルの運営者NEWPLEが、直接BIGBANGスタイルの曲を作って歌った後、AIでBIGBANGメンバーたちの声をかぶせた映像だった。23日現在、同動画の再生回数は51万回に上る。NEWPLEは、東亜(トンア)日報との電話インタビューで、「音響編集と編曲活動をしていたところ、『2023年にBIGBANGがカムバックするなら』と仮定し、BIGBANGの『ブルー』『ラストダンス』などのコードを参考に作業した」とし、「BIGBANGの空白期が続いているが、大衆がBIGBANGの姿を振り返ることができるよう、着実にこのような作業をしようと思う」と話した。

昨年4月に曲「春夏秋冬」を発表後、一部のメンバーが脱退するなど、事実上解散の手順を踏んでいるBIGBANGを惜しんでいたファンたちは、映像に熱狂した。「どれだけ恋しがる人が多ければ、直接BIGBANGの歌を作って聞くほどになるのか」「こんな形でも、BIGBANGが全員集まって歌うのを聞くことができてとても嬉しい」など、3000件余りのコメントが書き込まれた。

解散したり、空白期の長いアイドルグループのファンが、多様な方法でファンダムの再結集を図っている。ユーチューブプレイリストを作って、好きなグループの歌を共有するのを皮切りに定期会合を開いたり、好きなグループのための曲を作ったりしてオンラインで公開するやり方だ。

ユーチューブプレイリストを通じたファンダム結集の代表的な例は、東方神起のファンだ。2004年1月に5人組でデビュー後、2010年から2人組で活動している東方神起の昔の曲を集めたプレイリスト映像の下段には、「5人組の完全体として活動していた当時が思い出され、胸が詰まる」、「東方神起が好きになれた90年代生まれの世代に生まれて幸せだ」というコメントが相次いでいる。

ファン同士で、オフラインでの定期会合が開かれることもある。特定期間中に活動後、解散するプロジェクトグループのファンが主に集まる。2017年、あるオーディション番組を通じてデビューした11人組のグループWanna Oneのファンは、昨年までの3年間、1月27日にソウル九老区高尺(クログ・コチョク)スカイドームに集まった。2019年1月27日、Wanna Oneが解散する前に、ここで最後のコンサートを開いたことを記念するためだ。2020年に会合に参加したキム・ジアンさん(23)は、「Wanna Oneは解散したが、ファンが一緒に集まってスローガンやグッズを持って写真を撮り、連帯感が生まれた」と話した。

専門家たちは、ユーチューブやソーシャルネットワークサービス(SNS)などを通じてファンが結集できる方法が多様化し、このような現象が加速化していると分析した。大衆文化評論家のチョン・ドクヒョン氏は、「スターの時効を作るのはファンダムだ。スターがこれ以上活動しなくても、様々な技術を通じて人気を奪還できる構造が作られている」と話した。


キム・テオン記者 beborn@donga.com