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トランプ大統領「イランに時間はない」

Posted April. 25, 2026 09:45,   

Updated April. 25, 2026 09:45


米国とイランが海上封鎖を続ける中、戦争は長期化・消耗戦の様相を強めている。トランプ米大統領が事実上の「無期限停戦」を宣言した後、イランも戦闘再開に踏み切らず、双方の空爆はひとまず止まっている。ホルムズ海峡を巡る封鎖と逆封鎖、さらに神経戦や宣伝戦が絡み合い、「銃声なき戦争」が続いている。

トランプ氏は23日(現地時間)、ワシントンのホワイトハウスで記者団に対し、イランとの終戦交渉について「時間をかけて進める」とし、「急ぐつもりはない」と述べた。同日、自身のSNS「トゥルース・ソーシャル」にも「私にはいくらでも時間があるが、イランにはない。刻一刻と時間は過ぎている」と投稿した。戦争が長期化すれば米国が不利になるとの見方を否定し、むしろイラン側が不安定化するとの認識を示した。

指導部の分裂が指摘されるイランでは、強硬派が主導権を握り、当面は妥協よりも対米強硬路線を維持する構図となっている。イスラエルのチャンネル12は、第1回終戦交渉でイラン代表団を率いたモハンマドバゲル・ガリバフ国会議長が、革命防衛隊の介入により交渉代表から外されたと報じた。米紙ニューヨーク・タイムズは、イランの最高指導者モジタバ師が父親ほど権力を行使できておらず、革命防衛隊の将軍らが国政運営に大きな影響力を持っていると、イラン関係者の話として伝えた。

こうした中、軍事的対峙は続いている。米中央軍は同日、空母「ジョージ・H・W・ブッシュ」の中東海域への展開を公表した。これで中東には計3隻の米空母が配備され、軍事的圧力は一段と高まった。イランも封鎖中のホルムズ海峡に機雷を追加設置して対抗。米政治メディア「アクシオス」は、イラン革命防衛隊の海軍が今週、機雷を追加設置したと米当局者の話として報じた。

一方、トランプ氏は同日、トゥルース・ソーシャルで、イスラエルとレバノンの停戦が3週間延長されると明らかにした。米国とイランの第2回終戦交渉の日程も定まらない中、イスラエル・レバノン間の停戦延長が交渉再開の呼び水となるとの観測も流れている。


申晋宇 niceshin@donga.com