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4.5階

Posted April. 25, 2026 09:45,   

Updated April. 25, 2026 09:45


中にいるのに外にとどまっているような感覚に襲われることがある。「暗闇の中に捨てられた姿で」、廊下の隅に放置された季節外れのクリスマスツリーになったような気分になることがある。どこにも属せず世界をさまよう者にとって、廊下は長く冷たい。このとき廊下は通路ではなく、いつ終わるとも知れず待たされる不安な待機場所となる。

話者は建物の中にいる。「1階から10階まで窓がとても多い」建物にいながら、彼には居場所がない。4階でも5階でもない、4.5階に存在している。植物に水をやり、ぬるま湯とバナナで時間をやり過ごし、最小限の空間にかろうじて身を置く。「無造作に扱われ」、「言葉を忘れ」たまま植物のように暮らす彼は、「明日ここを出なければならない」。それは彼の意思ではないだろう。最後の一文「二度と戻ってこない」という予言であり断言は、詩人がこの詩に開けた小さな呼吸孔のようでもある。境界に立った経験のある者なら、夕方から夜へ移る「4.5階の時間」を想像できるだろう。

誰も外に出ていない日曜日の建物だ 廊下は長く、その先にクリスマスツリーが立っている 周期的に光を放ちながら暗闇の中に立っている 暗闇に捨てられた姿で ツリーは光を放っては静かになる 私は夕方が夜に移る時間のあいだ 廊下に立ったことがある 首を伸ばし 長く 傾いてみたことがある・・・私は小さな机に座ってバナナを食べ ぬるま湯を飲む 誰も私がここに住んでいることを知らないようだ 私が話さないから 私は言葉を忘れ 植物に水をやり静かに生きているから 私は無造作に扱われる この建物は部屋がとても多い建物だ 1階から10階まで窓がとても多い建物だ 私は明日ここを出なければならない そして二度と戻ってこない。

朴相守(パク・サンス、1974~)